阪神が即戦力内野手の獲得を目指し、大学野球選手権では青山学院大の佐々木泰選手、九州産業大の浦田俊輔選手を評価した。
即戦力内野手
阪神は鳥谷選手が引退してからは内野手、特に遊撃手の固定に苦労していた。昨年、1軍では木浪選手、中野選手の二遊間コンビが固くレギュラーとして活躍したことから、昨年のドラフト会議で、3位に山田脩也選手、4位に百崎蒼生選手の二人の高校生内野手の指名をし、2020年に佐藤輝明選手をサードとして1位指名、6位で中野選手を指名してからは、22年にも戸井選手を5位で指名するなど高校生内野手を指名してきた。
しかし今年は木浪選手、中野選手が昨年ほどの活躍を見せておらず、木浪選手が左肩甲骨を骨折して離脱すると、高校卒6年目の小幡選手は打撃に課題も残っており、佐藤輝選手や大山選手も昨年の打撃が見られずに、内野陣がやや不安定な状態に戻ってしまいそうな状況がある。
先日まで行われていた大学野球選手権では、青山学院大の佐々木泰内野手が福井工大戦と準決勝の天理大戦でホームランを放ち、打率.333、8打点、2本塁打で大会MVPを獲得した。この春のリーグ戦では不調に陥ったものの、リーグ通算12本塁打を誇る右のスラッガーに、吉野スカウトは「優勝を決める本塁打であったり、今日も本塁打が出たり、魅力はある」と評価していた。
また、九州産業大の浦田俊輔選手は福岡大戦で3安打を記録すると、その後はコンディション不良のために出場が少なくなってしまったが、50m5.8秒の俊足も武器にし、プロでもすぐにショートを守れるくらいの守備力を持っている。
阪神は昨年にドラフト1位で下村投手を指名し、2位でも椎葉投手を指名、今年は野手の1位、または高校生の1位指名という順になりそうではあるが、2位で佐々木選手、浦田選手を指名したい所。
また、現在故障中の宗山塁選手も左の遊撃手で有力な候補であり、今後も動向を追っていくことになりそうだ。



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