青山学院大に入部する中山凱選手(専大松戸)、矢野丈太郎選手(国学院久我山)が、4年後のプロ入りについて言及した。
ライバルはソフトバンク4位
中山凱選手は遊撃手として関東屈指の存在として注目された。動きの俊敏性や鋭い送球を見せる肩、そして2年時にはチーム事情により捕手としてプレーしチームを引っ張るなど野球能力の高さがある。
しかしプロも注目したものの、夏の千葉大会5回戦で敗退したことでプロ志望届は提出しなかった。「プロを目指してやっていたんですが、夏も早い段階で負けてしまったので、目に留まらないと思って」と話す。そして「大学に行って4年間、もう1度いい準備をしてプロを目指したいと思いました」と昨年、大学4冠を達成した青山学院大に進学を決めた。
中山選手は中学時代に八千代中央シニアでプレーをしたが、同じ千葉県の市川シニアに宇野真仁朗選手(早稲田実→福岡ソフトバンク4位)がおり、良く対戦をしていた。宇野選手は早稲田実でホームランを量産し、侍ジャパンU18代表でもプレーしたが「当時から体が大きくて、飛距離もスゴかった。高校日本代表にも入って、差を感じました」と話す。
その宇野選手が一足先にプロ入りをしたが、中山選手も「4年後、プロに行って、5年後、6年後には勝っていたいです」と話し、ライバルに離されないように青山学院大で成長することを誓った。
4年後ドラフト1位で
国学院久我山の矢野丈太郎選手は182cmの大型強肩の外野手で、父が巨人などでプレーした矢野謙次氏ということもあり、1年時から注目をされていた。
しかし、高校3年間で甲子園に出場することができず、次のステージで日本一を目指したいと青山学院大学への進学を決めた。「個人個人のレベルが高い。自分もこの人たちと一緒にやったらもっと成長できる」とチームについて話す。
大学では自身のプレーを磨き、「4年後、ドラフト1位で指名されるような魅力ある選手になりたい」と目標を立てた。目標は父の他に、鈴木誠也外野手、井口資仁選手と、東京出身でメジャーリーガーになった二人を挙げ、井口選手は国学院久我山、青山学院大の先輩になる。「少しでも近づいて将来は追い越せるように頑張りたいです」と話し、将来のメジャーリーグの道も見据えている。



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