阪神は12月9日、新入団選手の発表を行った。選手の推定年俸、背番号、現在地と将来の活躍のイメージを予想してみます。
阪神新入団選手一覧
順位 | 選手名 | 位置 | 出身 | 身長体重 | 投打 | 契約金 | 年俸 | 背番号 |
1 | 伊原陵人 | NTT西日本 | 170/77 | 左左 | 10000 | 1600 | 18 | |
2 | 今朝丸裕喜 | 報徳学園 | 187/77 | 右右 | 6000 | 720 | 28 | |
3 | 木下里都 | KMGホールディングス | 183/90 | 右右 | 6000 | 1000 | 54 | |
4 | 町田隼乙 | BC埼玉 | 186/88 | 右右 | 4000 | 750 | 43 | |
5 | 佐野大陽 | 日本海・富山 | 178/81 | 右右 | 3500 | 700 | 45 | |
育1 | 工藤泰成 | 四国IL徳島 | 177/82 | 右左 | 300 | 300 | 127 | |
育2 | 嶋村麟士朗 | 四国IL高知 | 177/90 | 右左 | 300 | 300 | 128 | |
育3 | 早川太貴 | くふうハヤテ | 185/95 | 右右 | 300 | 300 | 129 | |
育4 | 川崎俊哲 | 日本海・石川 | 174/82 | 右左 | 300 | 300 | 130 |
新人選手の横顔
ドラフト1位・伊原陵人選手 期待度1年目:☆☆☆☆ 3年目:☆☆☆
腕が折りたたまれて見えにくいフォームから、140キロ後半の速球とタイミングを大きく外すカーブ、スライダーで緩急をつける投手。コントロールの不安もほとんどなく、1年目から戦力として計算できる左腕投手で、1年間怪我なく登板すれば、少なくとも6勝以上はできるのではないかと思う。
ただし体のサイズが大きくないので、2年後、3年後に更にボリュームアップができるかというとそういう感じではなく、大竹投手、伊藤投手などと左の先発ローテーションを組み合わせて回してくような起用方法となりそう。5年で30勝くらいを想定する。
ドラフト2位・今朝丸裕喜選手 期待度1年目:☆ 3年目:☆☆☆☆
187cmの長身で151キロの速球を投げ、今年の高校生投手でトップクラスと評価され続け、センバツでもエースとして結果を出していた。ただし、例年出てくる高校生右腕と比べると、球の強さなどがまだ物足りなさも感じていて、U18W杯ではその課題が見えた。
それでも現在77kgと体がまだできておらず、90kgくらいになって出力がアップし、さらにU18で見せた制球力を使った投球の引き出しが増えて、得意のスプリットも使えるようになるような余地が大きな投手で、その成長に大いに期待したい。
ドラフト3位・木下里都選手 期待度1年目:☆☆ 3年目:☆☆☆☆
テイクバックがやや大きいが、体の使い方に無駄がなく150キロ中盤の速球を投げるパワーがある。都市対抗時は変化球が課題と思ったが、キレの良いスライダーやタイミングを外す球ももっている。
ただしストレートの出力に波があり、変化球のコントロールはまだまだアバウトなので、そのブレをプロで修正していけるかが活躍できるポイントとなりそうだ。
ドラフト4位・町田隼乙選手 期待度1年目:☆☆ 3年目:☆☆☆
バットの芯で捉えて、ストレートも強く弾き返せば、変化球も拾ってスタンドに運べる打撃がある。また、捕手としてもスローイングは小さな動きで投げることができ、さらにフットワークを使って鋭く投げられるようになるのではないかと思う。ただし阪神の捕手陣と勝負するためには、打撃・守備共にもう1段階レベルアップで、まずは1年間で成長した姿を見せたい。
ドラフト5位・佐野大陽選手 期待度1年目:☆☆☆☆ 3年目:☆☆☆☆
打撃に関しては巨人の坂本選手に似た感じがあり、とにかく広角にヒットを量産して高い打率を残すことができる。長打力はもう少しだが、体もしっかりしていて、急激に伸びる可能性もある。ショートの守備も基本が良い選手で、捕球から送球までのフットワークが良く送球が安定している。鋭い動きや強い送球というタイプではないが、評価される守備だと思う。
育成指名選手
工藤泰成投手は150キロ中盤の強い球を投げる投手で、完成度の高さも評価できる。躍動感あるフォームも魅力で1年目から支配下登録、リリーフとして1軍で登板というイメージができる。早川太貴投手もファームで阪神を抑えた実績もあって育成で指名、まずはファームで2年連続で成績を残してアピールしたい。川崎俊哲選手も強く振れる選手で、左打者として長打力を見せたい。またショートでは横の反応が鋭いタイプで、力で踏ん張っての送球などパワーと荒々しさを感じさせる選手。
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