来年からプロ野球のウエスタン・リーグに参入するハヤテ223は、11月3日にトライアウトを実施し、96人の選手が参加して48人が一次選考を突破した。
竹内奎人投手は一次選考を突破
この日はGMに就任した山下大輔氏、監督に就任した赤堀元之氏も見守る中で、地元の高校を卒業した選手や、群馬大で医学部で学びながら147キロの速球を投げる竹内奎人投手なども受験した。
竹内投手は「自分のひじの手術を経てから1年間しっかり取り組んできて投げ始めた時に、パフォーマンスが自分の思っているよりも上がってくれた」と話し、10月26日のドラフト会議にはプロ志望届を提出して指名を待ったものの名前は呼ばれず、1年後を目指してトライアウトを受験した。「まだまだやれるって思いが芽生えた。やるなら医学部という環境で中途半端に野球をやるのではなくて、野球だけに打ち込んで それで通用しなかったらしょうがない、全力で打ち込んで自分の限界までやりたい」と話す。この日は一次選考を通過し、今日の二次選考に進んだ。来年2月には医師の国家試験があるが、その勉強もしながら野球にも向き合う。
今日の二次選考からは、元日本ハムの井口和朋投手や元DeNA池谷蒼大投手、元オリックス育成の辻垣高良投手、元ソフトバンクの岡本直也投手、そしてソフトバンク、日本ハム、DeNAで20年までプレーし、今季は独立リーグの九州アジアリーグ・火の国サラマンダーズで兼任投手コーチだった38歳の藤岡好明投手など6人のプロ野球経験者が参加し、合計54人で行われる。
赤堀監督は「しっかり体を作って来て、自分を出そうとしてくれた。素晴らしいと思う選手もいた」と話す。最終的には20人ほどを獲得する方針だと話した。
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