桐蔭学園・斉藤大将投手が2回4奪三振、報徳学園・乾陽平投手は1アウトも取れず降板

高校野球ドラフトニュース 2013年ドラフトニュース

 プロ注目投手が初登板で明暗を分けた。

 桐蔭学園・斉藤大将投手は8回から登板すると、1安打を許したものの4つの三振を奪い、この夏の初登板で上々の立ち上がりを見せた。斉藤投手は179cmの左腕で140km/hの速球を投げ、春季大会でも抜群の安定感を見せた。左腕投手としてプロも注目している。

 一方、報徳学園の乾陽平投手は、先発をしたものの3四死球に1安打で1失点し、1アウトも取れずに降板してしまう。

 乾投手は昨年秋に140km/h中盤の伸びる速球で注目され、阪神やオリックスなどは上位候補としてリストアップした。センバツで力を発揮できず、その後、春季大会では1試合に登板したものの調子が上がらずに、桐光学園との練習試合では2回2/3で6安打5四死球7失点をしていた。

 この日も四球を連発して自滅するなど、完全にフォームのバランスを崩してしまっているようだ。今年のドラフトでは高校屈指の右腕投手として期待されているだけに心配だ。

 最後の打者を力いっぱいの直球で空振り三振に打ち取ると、桐蔭学園・斉藤は表情を変えずに整列に加わった。春季県大会Vの原動力となったエース左腕が、8回から今大会初登板。「狙ったところに投げることができなかった」と辛口評価でも、2回1安打0封、4奪三振で試合を締めた。

 今夏限りで勇退する土屋監督のため―。春の関東大会を終えた5月、指揮官のラストイヤーを知らされた。「今の自分たちがあるのは、監督の指導のおかげ」。昨夏は決勝で桐光学園の松井裕樹投手(当時2年)と投げ合い、4―11で敗戦。あと一歩のところで逃しただけに、左腕には並々ならぬ決意がある。

報徳学園・乾、大乱調も延長勝ち/兵庫  - サンケイスポーツ:2013/7/19

 市立姫路に延長十一回6-5のサヨナラ勝ち。苦戦の原因は、今大会初めて先発したプロ注目の最速146キロ右腕・乾の乱調。一回、3四球と暴投などで1点を失い、一死もとれずに、わずか18球で降板した。「焦りが四球につながってしまった。弱気になった」。永田監督は「今後を考え、ここで使いたかった。悪いムードを、僕が作ってしまった」と右腕をかばった。

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