前橋育英が甲子園出場、安楽智大投手のライバル、高橋光成投手が148km/h記録し完封

高校野球ドラフトニュース 2014年ドラフトニュース

 高校野球群馬大会、前橋育英が夏の甲子園初出場を決めた。

 前橋育英は2年生の高橋光成投手がエースを務める。高橋投手は188cmの長身から140km/h後半のストレートと落差の大きいフォークボールなどを投げ、関東屈指の投手としてプロが既に注目している。

 昨日の準決勝で140km/hを連発し完投したが、この日は疲労もあり140km/h台のストレートは少なかった。それでも東農大二打線を4安打に抑えると、9回2アウトからは最後の力を振り絞って投げたストレートが148km/hを記録、外角低めに決まりバッターが手を出せずに9個目の三振を奪い甲子園出場を決めた。

 同世代に157km/hを記録し、センバツでも準優勝をしている怪物・安楽智大投手がいるから騒がれないが、188cmの投手が2年生で148km/hの速球を投げたのなら来年のドラフト1位の超目玉と言われる。今年のドラフトならば間違いなく1位候補だろう。

 甲子園に出場し、全国の舞台で投球を見せることができる。安楽智大投手と同じ舞台に登る。肩を並べることができる。そして来年のドラフト会議で同じ順位で名前を呼ばれるような、そんな投手になるのではないかと思う。

 万感を込めて右腕を振り抜いた。3点リードの9回2死。109球目、高橋光の投じたこん身の直球に、球審の右腕が上がった。スコアボードには「148」の表示。自己最速を4キロも上回っての見逃し三振締めだ。大歓声が降り注ぐ中、メンバー最長身188センチの背番号1は、あっという間に歓喜の輪の中に消えた。

 「最後は気持ちが球速につながりました」。前日(27日)の準決勝でも先発し、7回113球。試合後は酸素カプセルや電気治療で疲労回復に努めたが「疲れは残っていた」。それまで連発した140キロ台も、この日は4球だけ。それでも直球、スライダー、カーブを丁寧にコースへ投げ込み、最後は劇的な一球で締めてみせた。打っては4回に高校初本塁打となる左越えソロ。投打にわたる活躍に「自分でも驚きました」と白い歯を見せた。

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