2013年夏の高校野球、甲子園大会の見どころ(その3)、今年のドラフト候補投手

大場遼太郎, 比嘉健一朗, 宮本幸治, 山田基樹, 山岡泰輔, 古川侑利, 仲村渠康太, 中村文哉, 山下滉太

 夏の高校野球、注目選手達を中心に甲子園大会の見どころをまとめてみます。その3は今年の投手のドラフト候補について。

小さな大エース 

3年生のスラッガーと2年生の投手中心となりそうな今年の大会だが、最後の夏となる3年生の投手にも注目してみたい。瀬戸内の山岡泰輔投手は172cmと小柄な右腕だが145km/hの速球と共に高校生では打てないというスライダーを持ち、春季大会は36イニングで52奪三振を記録して優勝すると、この夏も広陵戦で3安打14奪三振、決勝の新庄戦では延長15回を1安打15奪三振を記録し、再試合となった試合でも9回を5安打6奪三振で完封した。55回1/3を投げて23安打61奪三振、15四死球で5失点と、抜群の三振数を見せており、昨年の松井裕樹投手のような奪三振ショーが見られるか注目だ。

 日大三もエースの大場遼太郎投手は167cmの右腕、147km/hを記録する勢いのある速球を低めに集める事ができ安定感を誇る。沖縄尚学の比嘉健一朗投手も170cmの左腕で145km/hの速球を投げる。センバツでは1回1/3で6安打を許して2失点して降板してしまい、沖縄大会でもイニング数に近いヒットを打たれるものの最少失点に抑える粘りの投球を見せる。熊本工業の山下滉太投手も170cmの左腕、球速は130km/h前半だが熊本大会で準決勝まで40回連続無失点を記録している。小さなエースに注目だ。

 大型投手は?

 逆に日川・山田基樹投手は194cmの長身投手、143km/hの速球を投げるがまだ制球などが粗く、失点をしながらも粘り強く投げるタイプだ。また樟南の川畑勇気投手は185cmの身長から144km/hを投げプロ8球団が注目している。プロのスカウトからすれば隠し玉にしておきたかった投手ではないかと思う。

 プロ注目の3年生投手

 最も注目したいのは福知山成美・仲村渠康太投手だろうか。力強く安定したフォームから144km/hの速球を投げる。少しの事では崩れないような安定感があり、投げ下ろす角度もあって楽しみな投手。また、有田工・古川侑利投手は144km/hの速球を持ち、また広角に強い打球を放つ打撃にプロ9球団が注目している。福井商・中村文哉投手は147km/hを記録、福井県投手に多いスライダーが得意の投手でセンバツで活躍した敦賀気比の岸本淳希投手のような快投が見られるかもしれない。

 富山第一の宮本幸治投手も144km/hを記録して8球団のスカウトが視察するなど注目されている。


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