2013年夏、地方大会を終えて2 ~戦いに敗れたドラフト1位候補・松井裕樹投手~

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 夏の高校野球地方大会、1試合でも負けるとそこで終わってしまいます。3年生にとってはそれが高校野球最後の試合となってしまいます。

 今年の高校生のドラフト1位候補は、桐光学園・松井裕樹投手、大阪桐蔭・森友哉捕手、東海大甲府・渡辺諒選手の3人と言って良いでしょう。その中で甲子園に出場できたのは森選手のみでした。松井裕樹投手は大会前となる7月1日の浦和学院との練習試合で、9回1安打18奪三振を記録する圧巻のピッチングを見せた。6月には招待試合で九州に2度遠征し、夏に向けて暑さ対策や連投など追い込み練習もかけており今年も松井裕樹投手と思われた。

しかし7月14日の初戦となる相洋戦、9回を投げたものの一時は同点に追いつかれるなど9回を7安打9奪三振2失点4四死球、4-2で勝利したもののスカウトの間で「松井不調」の情報が一気に広まった。3回戦4回戦は登板せずに望んだ7月22日の5回戦・横浜商大高戦も5回で4安打1失点でコールド勝ちしたものの、奪った三振は4つと三振が奪えなかった。そして準々決勝の横浜戦、8回を8安打、10三振を奪い失点をとどめていたものの、高濱祐仁選手、浅間大基選手のホームランで3失点して敗れた。

 結果的に見れば浦和学院との試合がピークとなってしまった感じがすが、もっと勝ち進み、甲子園でピークになっていたかもしれず、調整については分からない。ただし最後の夏の大会は思い通りのピッチングではなかったのは確かだろう。昨年の夏の甲子園で1試合22奪三振を記録しベスト4まで勝ち進んでから、チェンジアップで投球の幅を広げ、球数を減らし、連投や暑さにも耐えられるようにトレーニングしてきた長い1年間が終わってしまった。

 夏の大会で松井投手の評価が下がる事は無い。おそらく浦和学院戦の1安打18奪三振で評価は決まっている。今後18U世界選手権の候補に選ばれる事になるでしょう。大会は8月30日から始まり9月8日に終わる予定、そしてその頃からプロ志望届けの提出期間が始まります。松井投手が18U代表としてどんなピッチングを見せるのか、また進路決定するXデーがいつになるのか、注目はこれからも続きます。

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