福知山成美は沖縄尚学と対戦し、8-7の接戦で沖縄尚学がセンバツの屈辱を晴らした。
沖縄尚学は3回、先頭打者となった1番遊撃手でプロ注目の諸見里匠選手が、インコースの球を叩きレフトスタンドへホームランを放ち同点とした。一方、福知山成美はプロ注目の仲村渠康太投手が先発するも、「スピードもないしコントロールも悪い。みんなに申し訳なかった」と話すようにストレートを痛打され、変化球を多投する苦しいピッチングとなった。
結局、沖縄尚学打線が仲村渠投手から13安打で8点を奪った。仲村渠選手は打撃で2本の2ベースヒットを放っていたが、9回に同点のチャンスで打席では三振に終わった。
仲村渠選手は目標はプロ野球としているが、「実力がないので大学に行って4年後に勝負したい」と試合後に話した。兄の仲村渠健太投手も昨年のドラフト候補だったが奈良産業大に進学している。康太投手はどこに進むのか気になる。
8回途中まで投げて13安打の8失点。「スピードもないしコントロールも悪い。みんなに申し訳なかった」。9回に1点差と迫ってなお2死二塁で打席が回ったが、見逃し三振に倒れ「最後の最後で弱気になって見逃してしまった」とおえつした。目標はプロ入り。しかし、「実力がないので大学に行って4年後に勝負したい」と何とか声を絞り出した。
失策を重ねて開幕戦で敗れた今春のセンバツはベンチ外。2年生右腕は沖縄大会でも1イニングを投げただけだったが、七回一死満塁はツーシームと直球を決め球に連続三振でピンチを脱した。九回は二死から3連打で1点差に迫られたが、最後は仲村渠を見逃し三振に仕留めた。 2008年のセンバツ優勝監督で、夏は初勝利となった比嘉監督は「最後にいいボールがいった。精神的にたくましくなった」と目を細めた。
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