続々登場九州勢、樟南・山下敦大投手が完封、延岡学園・岩重章仁選手が2安打

樟南, 岩重章仁, 延岡学園, 上米良有汰, 横瀬貴広, 山下敦大

 甲子園5日目は、第2試合で宮崎・延岡学園と福岡・自由ヶ丘が、第3試合で鹿児島・樟南と長崎・佐世保実が対戦し、九州勢が戦った。

 延岡学園はエースの上米良有汰投手が大会1週間前に骨折しベンチ入りできなかったが、代わりに背番号1をつけた横瀬貴広投手が4回途中から3安打5奪三振で無失点に抑えて、スタンドから応援するエースに勝利をプレゼントした。

 4番を打つ高校通算20本塁打の岩重章仁選手はホームランこそ無かったものの第3打席ではセンター方向にグングン伸びる打球を放ち、外野手がフェンスに激突して落球する3ベースヒットを放った。岩重選手は5打数2安打だった。

 樟南のエース・山下敦大投手は6四死球を与えながらも5安打6奪三振、キレのあるストレートと大きなカーブで自由ヶ丘高校を完封した。見えにくいフォームに顔も良く、今後が楽しみな投手。

最小兵エース1メートル66の樟南・山下が完封  - スポーツニッポン:2013/8/13

  「今まで一緒にやってきた仲間を信じて、自分らしく打たせて取ろうと思った。持ち味の投球が最後にできた」

 身長は1メートル66。今大会49代表校の投手の中で最も小さい。直球の最速は134キロ。それでも、5安打に封じて、投手にとって最高の勲章1―0完封を成し遂げた。90キロ台のカーブ、110キロ台のスライダーに加え、冬場に習得したスクリューボールも大舞台で通用した。「打線が1点を取ってくれた。その1点を守ろうと思った」と気持ちを込め、141球を投げ抜いた。

 3年前の9月。「福岡ニュースターズ」でバッテリーを組んでいた緒方から「一緒に樟南に行こう。またバッテリーを組まないか?」と誘われた。「あの言葉が響いて樟南に決めた」。「壮助(緒方)」、「山ピー」と呼び合う6年目のコンビは、お互いを理解し合いながら夏に臨んでいた。

 6四死球と制球に苦しみ、5回までは毎回走者を背負った。それでも緒方から左足に体重を残すように助言されると、6~8回は変化球が低めに集まり3者凡退に抑えた。それだけに、「壮助と一緒に甲子園に出るのが夢だった。その舞台で完封までできて、凄くうれしい」と女房役への感謝を口にした。最小兵エースの夏はまだまだ続く。


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