九州の剛腕、西日本短大付の148km/h右腕・小野郁投手も苦しみながらも勝利を収めた。
小野投手は最速148km/hを投げる投手で、打撃でも長打力に注目されている。この日は春季の九州王者・久留米商を相手に5回まで10四死球を与えたものの投げ続けると、9回まで14四死球も4失点に抑えて完投、また打撃でも初回に3ランホームランを放ち5-4で勝利した。205球の完投だった。
西日本短大の西村監督は小野投手について「普段制球に問題はないが、抑えが利かない感じだった」と話した。小野投手はこの日、右足のスパイクが破れて足が地面に擦れた状態で投げていたといい「足をうまく使えなかった。今までのように投げられなかった」と反省した。
しかし勝利を収めた事で九州大会出場が決定し、センバツ甲子園に立つための舞台に上がる事ができた。済美・安楽智大投手、前橋育英・高橋光成投手が敗れても、日大東北の147km/h右腕・大和田啓亮投手、盛岡大付の147km/h右腕・松本裕樹投手、そして148km/h右腕の小野郁投手といった投手達がいるのが、来年の高校生の層の厚さだろう。この中でセンバツ大会に出場して力を見せ、他のドラフト候補選手よりも先に点を奪うのは誰か、競争の中で選手達は大きく成長していく。
西日本短大付、7年ぶり九州切符、小野205球完投&先制3ラン - 西日本スポーツ:2013/10/13
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