横浜高・高濱祐仁選手は10試合で本塁打0も上り調子

横浜高, 高濱祐仁

 昨年のセンバツ大会では済美・安楽智大投手や大和広陵・立田将太などに加え、大阪桐蔭・森友哉選手、常総学院・内田靖人選手、仙台育英の上林誠知選手、聖光学院の園部聡選手、花咲徳栄の若月健矢選手、北照の吉田雄人選手などの野手が注目され、それぞれプロの世界へ飛び立っていった。今年のセンバツ大会も野手に注目が集まる。

注目野手

 高校野球番付で野手には大関として4人を挙げた。昨年の甲子園でホームランを放つなど既に全国区の横浜高校・高濱祐仁選手、そして長打力だけでなく走攻守に評価の高い浅間大基選手、そして明治神宮大会の2本塁打で一気に上がってきた日本文理・飯塚悟史選手、全国大会の経験は無いものの、高校通算57本塁打の智弁学園・岡本和真選手の4人だ。

 その中で最上位にいるのは高濱祐仁選手だと思っている。昨年夏は神奈川大会で松井裕樹選手から横浜スタジアムのバックスクリーンにホームランを放ち、甲子園でも丸亀戦でホームランを記録している。しかし昨夏は2試合でヒットはこのホームランのみと調子は良くなかった。

 1年時からスラッガーとして注目されながらも通算ホームラン数は23本とあまり多くは無い。今年に入り練習試合では10試合でまだホームランが出ていないようだ。ただし4番としての迫力が伝わってくる凄さを感じさせる選手だろう。高濱選手はフリー打撃でフェンス直撃の鋭い打球を放っているようだ。また昨年ホームランを打った相手の松井裕樹投手が、プロの世界で開幕投手を争っており、それが高濱選手の自信につながっている。

 チームメイトのライバル浅間大基選手、評価を急激に挙げている飯塚選手や岡本選手と比較される大会となる。そこで4番の仕事ができるかがポイントとなりそうだ。焦ってホームランを狙わなくても自然に打てば今年1号は出るだろう。

 

 高浜のバットからフェンス直撃のライナーが飛び出す。8日の対外試合解禁後、練習試合10試合でアーチがなく、小倉コーチからも「まだタイミングが…」と指摘されていたが、初戦(26日、八戸学院光星)に向け、調子を上げてきた。

 昨年夏の神奈川大会準々決勝、対桐光学園戦。1点を追う4回、高浜は松井のチェンジアップを捉え、バックスクリーンに同点弾。2年生4番の一発を足がかりにチームは逆転勝ちし、甲子園の切符をつかんだ。松井のプロ入り後の動向はニュースでチェックしている。「あれだけすごい投手から本塁打を打てた。それは自信になっている」。プロの打者を抑える快投が報道されるたびに、1つ年上の“怪物左腕”を沈めた自信を深めている。


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