春季高校野球北海道大会では29日の準々決勝で、北照が札幌第一を7回コールド、10-3で下し準決勝に勝ち上がった。北照のエース・齋藤綱記投手が先発したものの7回で8つの四死球を与えた。しかしストレートの球威は増しており、143km/hを記録している。
球威は増したものの調子はいまいち
この日は7回を投げて最速は143km/hと、昨年までもエースとして登板していたが球速は139km/hだったので球威は増してきている。
しかし、7回までに3安打に抑えるも8つの四死球を与えて3失点(自責点2)と不満の残る内容となった。齋藤投手は1回戦でも8回から登板して4失点と今年に入ってから納得するピッチングができていない。
9球団のスカウトが視察
それでも齋藤投手への期待は高い。180cmの本格派左腕投手として注目され、昨年夏の甲子園では初戦の常総学院戦で7回から2番手として登板すると、2イニングをノーヒット1四死球に抑えた。
そしてエースとなった秋には小樽地区予選で3試合全て2ケタ三振を奪うなど、ドラフト候補左腕として注目されていた。
この日も9球団のスカウトが視察に訪れたが、プロ入りへのアピールとしては厳しい内容だった。しかし夏に向けて、球威を増した中でコントロールができる投球を見せられれば、ドラフト会議で指名候補に入ってくる。
9球団のスカウトが熱視線を送る中、自己最速を更新した。プロ注目左腕の北照・斎藤綱紀(3年)が、7回を3安打3失点(自責2)で完投。8四死球と制球は乱れたが、終盤になっても球威は衰えず、7回には143キロをマークした。1回戦では8回途中からマウンドに立ち、まさかの4失点。「自信がなくなってしまったけれど、周りの『お前がエースなんだから』という声に助けられました」。まだ本調子には遠く「打線に勝たせてもらってホッとしています」と神妙だ。
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