済美高校で昨年のセンバツ大会で安楽智大投手などを擁して準優勝した上甲正典監督が、9月2日に胆管がんのために亡くなった。4日の告別式では安楽智大投手が弔辞を読む。
宇和島東、済美でプロ野球選手育てる
上甲監督は宇和島東で監督となると、1988年の先発で優勝を果たす。平井正史投手(1993年オリックス・ドラフト3位)、橋本将捕手(1994年千葉ロッテ・ドラフト4位)、宮出隆自投手(1995年ヤクルト・ドラフト2位)、岩村明憲選手(1996年ヤクルトドラフト2位)を育てた。
また2002年に済美高校の監督となると、福井優也投手(2010年広島ドラフト1位)、高橋勇丞選手(2004年阪神ドラフト7位)、鵜久森淳志選手(2004年日本ハム8位)を擁してセンバツ大会で優勝、夏も準優勝を収めた。
2005年夏以来甲子園から遠ざかっていたが、昨年2013年に安楽智大投手を擁してセンバツで準優勝、安楽投手に772球を投げさせ、アメリカも含めて大きな議論となった。
2014年は安楽投手がひじの故障でまともな登板ができずに甲子園出場はできず、故障をさせてしまった事でバッシングを受ける事になる。さらに野球部でいじめの問題が発覚、済美高校は今年の秋の出場を辞退していた。
安楽智大投手が弔辞
上甲監督と「160km/h」、「夏の甲子園優勝」、そして「ドラフト1位でプロ入り」を約束した安楽智大投手、夏の甲子園優勝を果たす事はできなかった。また球速も157km/hを記録したが160km/hは達成できなかった。そして3つ目の約束を果たす前に別れることになってしまった。
明日4日の告別式で弔辞を読むという安楽投手、3つの約束のうち「ドラフト1位でのプロ入り」はもうすぐ、そして160km/hはプロに入ってから約束を果たす。
-上甲監督のご冥福をお祈りいたします-
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