前橋育英・高橋光成投手がプロ志望届を提出、何球団が1位指名するかに注目

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 前橋育英の高橋光成投手がプロ志望届を提出した。昨年の夏の甲子園で188cmの長身から角度のあるストレートとスプリットを投げて全国制覇を成し遂げた右腕が、プロの門を叩いた。

故障から復活

 高橋光成投手は昨夏の優勝以降、疲労のため18Uではわずかな登板しかなく、帰国後すぐに行われた群馬大会の初戦で敗退してしまう。その後、時間をかけて夏の疲労を取り迎えた1月に、打撃練習中に右手親指付け根を骨折した。

 一時は握力が低下するなど影響は長引き、春季大会での登板は無く、夏に一発勝負で臨んだ。夏は140km/h中盤を記録するなどしたが健大高崎の前に敗れ、再び甲子園の土を踏む事は無かった。それでも甲子園で見せたようなきれいなフォームは戻ってきており、疲労や故障による影響はほぼ無くなっているようだ。

 

将来性

 高橋光成投手は甲子園で優勝したものの、藤浪晋太郎投手のように常時140km/h後半を記録する投手ではなく、大体は140km/h前半でここぞという時に148km/hを記録するような感じで、即戦力というよりはきれいなフォームからのストレートを投げる素材型の投手といえる。

 プロではこのフォームを保ちつつパワーをつけて常時140km/h中盤を投げられるようになれば、先日好投した東京ヤクルトの杉浦稔大投手のように、将来のチームのエース投手と期待される存在になるだろう。

 即戦力投手が少なくなった今年のドラフト会議で、将来性や話題性を買って高橋投手を指名する球団は何球団になるだろう。

 今秋のドラフト上位候補右腕、前橋育英・高橋光成投手(3年)が11日、プロ志望届を学校側に提出した。群馬県高野連を経て、近日中に日本高野連のホームページで公示される見込み。タイ・バンコク郊外で行われたU―18アジア野球選手権でエースとして準優勝した149キロ右腕は、大会後に「自分もプロを目指したい」と明言。8日の帰国後に荒井直樹監督(49)らと話し合い、提出を最終決断した。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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