東北楽天・古川侑利投手が1軍昇格、ルーキー9人中6人が1軍経験

古川侑利

 東北楽天のドラフト4位ルーキー・古川侑利投手が9月11日に1軍に初昇格を果たした。2軍の千葉ロッテ戦で完封勝利を挙げての昇格で、先発・リリーフで期待されている。

有田工出身148km/h右腕

 古川侑利投手は昨年の甲子園で、有田工業のエースとしてチームを甲子園に導くと、開幕戦となった大垣日大戦で完投勝利し甲子園1勝ももたらした。2回戦で敗れたものの甲子園で最速148km/hを記録してプロのスカウトからも評価され、ドラフト会議では東北楽天に4位指名を受けた。

 ファームでは14試合に登板し2勝1敗で防御率は3.26、30回1/3を投げて24奪三振と三振数も多い。8月22日にはイースタンで強力打線で首位を走る千葉ロッテを相手に9回6安打3奪三振無失点、1-0でプロ入り初完封勝利を挙げた。

 

9人中6人が1軍経験

 東北楽天は昨年のドラフト会議で本ドラフトでは12球団最多の9人を指名している。その中で今年ルーキーながら6人が1軍を経験し、高校生投手でもドラフト1位の松井裕樹投手やドラフト9位の今野龍太投手が先に1軍で登板している。(ドラフト5位・西宮悠介投手、ドラフト6位・横山貴明投手、ドラフト7位・相原和友投手も1軍登板。)

 チームは田中将大投手が抜け最下位に沈んでいるが、若手主体のチームで9月は6勝2敗と勝ち越し、5位埼玉西武まで0.5ゲーム差となった。1軍を経験する中でチャンスをつかみ成長し、来年以降の東北楽天で主軸を担うような選手になってほしい。

 

 この日は先輩たちへのあいさつや試合前練習など、慣れないことに戸惑いながらも、短距離ダッシュやキャッチボールで汗を流した。「あいさつはメチャメチャ緊張しました。ところでミーティングの場所へはどう行ったらいいんですか?」と報道陣に質問するなど、初々しさいっぱいだった。

 2軍では8月22日のロッテ戦(利府)でプロ初完封勝利を挙げるなど、結果を残してきた。今季の高卒新人3投手のうち、松井裕樹(18)、今野龍太(19)が既に1軍デビュー。「負けたくない気持ちはある」と古川。先発も中継ぎもできる右腕が“大トリ”を飾る。


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