高校野球大阪大会は準決勝が行われ、大阪桐蔭を破った大阪偕星学園は大冠に6回コールドで勝利、大体大浪商は大産大付に3-2で勝利し決勝進出を決めた。
決勝進出
1回戦に大阪桐蔭と履正社が激突して注目された大阪大会、決勝に残ったのは大阪偕星学園と大体大浪商だった。
大阪偕星学園はこの日も大阪桐蔭を抑えたエースの光田悠哉が先発し、5回まで二塁を踏ませないピッチングを見せた。また大阪桐蔭戦で先制のホームランを放った姫野優也選手は、6回2アウトの場面でタイムリー2ベースヒットを放ち、ここから一挙5点を奪いコールドで勝利した。
光田投手は「ここまで来たら、勢いで行きます」と決勝戦に挑む。
プロ注目投手はプロ志望へ
敗れた大冠、エースで144km/hを投げる吉田大喜投手は先発をしなかった。一回りを抑えた後で吉田投手を投入する作戦だったというが、その序盤に点差をつけられた。
吉田投手は試合後「公立でここまで来たのはすごい事だと思う。これからは負けないピッチャーを目指す」と話した。吉田投手はプロ入りを希望するという。
142km/hエースが勝ち上がる
大体大浪商はPL学園戦で1失点完投勝利をしたエースの西田光汰投手が7回からマウンドに上がり、7回は満塁、9回も打者2人を出すなどランナーを背負うピッチングだったものの、最速142km/hの速球で粘りを見せた。
その攻撃を呼び込んだのは143キロ左腕の光田悠哉投手(3年)だ。中学3年時には進学に迷い野球をやめた時期もあった。同校にも一般入試で入学。当時は野球をするかどうか迷っていたが、入学から2カ月ほどたって、自身の野球好きにあらためて気づいて、入部した。
そこから打ち込んできた結果が、決勝進出という形になって表れた。五回までは二塁を踏ませないピッチングに「メンタル、体力両面を鍛えてきました」と胸を張る。
この最少リードを守り切るべく、七回から西田光汰投手がマウンドへ。前日、PL学園に1失点完投勝利した男はこの日も「すべて全力でいきました」とMAX142キロの直球を主体に腕を振った。七回2死満塁、八回1死二塁、九回2死一、三塁と走者を背負い続けても、本塁だけは死守した。
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