侍ジャパンU18代表、決勝のアメリカ戦に向けて

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 侍ジャパンU18代表は、スーパーラウンドのキューバ戦を残して決勝進出を決めた。アメリカ戦の先発は誰になるのか。またオコエ選手も足を4針を縫うけがをするなど、ギリギリの戦いが予想される。

アメリカ戦

 侍ジャパンU18代表はアメリカ代表に負け続けていた。2012年のAAA世界野球選手権では2次ラウンドで対戦し、森友哉選手に繰り返しタックルをして潰し、その結果侍ジャパンはチームが崩れて5-10で敗れた。2013年のAAA世界選手権では2次ラウンドで4-10で敗れ、2位で出場した決勝でも松井裕樹投手の好投などもあったが2-3で敗れている。

 今年は1次ラウンドで佐藤世那投手がアメリカを完封し勝利をしているが、アメリカはその後2次ラウンドの韓国戦で9回に大逆転をするなど勢いをつけると、昨日のキューバ戦でも逆転で勝利し完全に勢いに乗っている。イケイケで攻めてくるアメリカは、ベンチでもいろんなパフォーマンスをしたりと手が付けられない状態になり、相当手ごわい。

 

先発は?

 侍ジャパンはスーパーラウンドの2試合を、佐藤世那投手、上野翔太郎投手がそれぞれ完投し、先発もリリーフも余裕をもって決勝に向かうことができる。先発が考えられるのは、オーストラリア戦で6回1失点の小笠原慎之介投手、チェコ戦で7回12奪三振無失点の森下暢仁投手、メキシコ戦で4回7奪三振無失点の成田翔投手だが、登板間隔から行けば、今日のキューバ戦が小笠原投手、決勝は森下投手か成田投手という事になる。

 決勝のアメリカ戦を考え、力で押す小笠原投手か、度胸とコントロールのある成田投手かの選択となりそうだ。1次ラウンドでアメリカを完封した佐藤世那投手は、一昨日に完投しており可能性はないとは言えないが低いのではないかと思う。

 前回は松井裕樹投手をエースと決め、四球を出す苦しいピッチングながらも大事な試合を任せた西谷監督、結果的に松井投手が失点し優勝を逃したが、今回も力のあるエースの小笠原投手を指名するのか、昨日の上野翔太郎投手のように球速こそ小笠原投手に劣るものの、コントロールを三振を奪える球を持つ成田投手を指名するのかに注目される。それによって今日のキューバ戦の先発が決まる。

 明日は右の森下投手の先発の可能性ものこし、小笠原投手か成田翔投手が先発、また高橋樹也投手、高橋純平投手も万全の状態で待機する。大谷翔平投手や藤浪晋太郎投手、森友哉選手や松井裕樹投手、安楽智大投手も果たせなかった世界一、今年の侍ジャパンU18代表が成し遂げてほしい。

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この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
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