侍ジャパンU18代表で活躍を見せる仙台育英の平沢大河選手、この日のキューバ戦でも初回に2点タイムリーツーベースヒットなど3打点を記録する活躍を見せた。プロのスカウトも平沢大河選手についてドラフト1位の評価をしている。
木製バット
平沢大河選手はこの夏は宮城大会で打率.176と絶不調からスタートした。甲子園では打率は.240、しかし6本のヒットのうち2本が2ベースヒット、3本がホームランという内容だった。
そして侍ジャパンU18代表入りすると、大学代表との走行試合で田中正義投手の153キロの速球をセンターにはじき返し、来年のドラフトの超目玉から高校生が1点を奪う快挙を達成した。U18でも打撃の調子を落としスタメンから外れた試合もあったが、ショートの頭の上を狙うような打撃を徹底すると5番で起用されるようになり、この日は5番で2安打3打点の活躍を見せた。
ドラフト1位クラス
この平沢選手に、もともと注目をしていた阪神がドラフトの外れ1位候補に入ってくると評価すると、東北楽天スカウトも2位じゃ取れないかもと話していた。そしてこの日も千葉ロッテの永野チーフスカウトは「センターから左に打てるようになった。ボールをうまく呼び込めるようになった。外れ1位もある」と話すと、東京ヤクルトの小川SDも「木製バットの対応力が素晴らしい。今更評価はかわりません」と高い評価をした。
巨人の山下スカウト部長も「この夏化けた。B+の評価が甲子園でAになった。左方向にも打てるようになっているし、大学、社会人の含め遊撃手でこれだけ評価の高い選手はいない」と遊撃手では今年NO1評価し、巨人の評価指標でAランクは1位で指名すべき選手となっている、巨人もドラフト1位候補に入れていることが分かった。
以前は守備でも守備範囲が広く強肩もありながら、一塁への送球が安定しなかったりしていたが、今大会は非常に良い守備が続いている。守備でも打撃でもムラがなくなってきており、成長を見せている。ドラフト1位で消える選手で間違いなさそうだ。
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4試合連続打点と勢いに乗る5番打者は「外の球が多いので外を意識していました。打点を稼ぐのが役割」と胸を張った。今秋ドラフト上位候補に挙がる逸材。巨人の山下哲治スカウト部長は「引っ張るだけじゃなく、流し打ちもできる。打撃センスを感じる」と評価した。
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