侍ジャパンU18代表が帰国、それぞれの道へ

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台湾でU18アジア選手権優勝を果たした侍ジャパンU18代表が帰国した。今井達也投手、藤平尚真投手、寺島成輝投手などは、将来について口にした。

2020年東京五輪に向けてまずはプロ

帰国後に会見に臨んだ今井達也投手は、「この経験を生かして東京五輪やWBCの代表に選ばれるよう頑張りたい。今回のメンバーは日本を代表する選手ばかり。またみんなとやりたい」と話した。またインタビューに答えた寺島成輝投手は、「五輪に出たい。ちょうどバリバリでやっている年。そこに合わせるというよりも、ベストの状態で臨みたい」と話し、藤平尚真投手も「日の丸は思った以上に重かった。これを経験できて良かった。東京五輪を目指していきたい」と話した。

現在17歳、18歳のメンバーは、2020年には21歳、22歳となっており、チームの若手として選出されるかもしれない。ただし大学に進めば2020年はちょうど4年生、大学生でオリンピック代表入りするのは相当難しいと考えられるため、やはり今年プロ入りして3年間で実績を作っていく事が必要になる。藤平投手は「これからは、まずはプロ野球選手になる夢を目指して頑張りたい」と話した。

ちなみに今年4年目なのが大谷翔平投手、藤浪晋太郎投手などで、また松井裕樹投手などもすでに侍ジャパンのトップチームでプレーしており、投手は特に若い世代がトップチーム入りする可能性は十分ある。

今後の予定

今井投手、寺島投手、藤平投手、高橋昂也投手、堀瑞輝投手、島孝明投手、藤嶋健人投手などはプロ志望の可能性が高く、2020年を見据えて今度はプロで戦う事になりそうだ。これから周囲と話し合いを行い、近日中にプロ志望届を提出するとみられる。

また10月2日からは岩手県で国体が行われ、作新学院、履正社、木更津総合、広島新庄、秀岳館、東邦などが出場する。今井投手、寺島投手、早川隆久投手、堀投手、九鬼隆平選手、松尾大河選手、藤嶋健人投手などはそこで高校野球最後の公式戦を戦い、10月20日のドラフト会議を迎える。

侍ジャパンU18代表の進路 | ドラフト会議ホームページ2016 Draft home page

明言こそしていないが4人はプロ志望。今後、指導者や周囲と進路を相談した上でプロ志望届を提出して、10月20日のドラフト会議を待つことになる。U―18でのアジア王者から、東京五輪の金メダルへ。プロでの再会と4年後の共闘を誓った若き侍は、それぞれの場所に帰って再スタートを切る。

4年後は22歳。2人ともプロ志望届の提出は確実で、球団の主力となっていても不思議はない。寺島が「バリバリの年齢。五輪に出てみたいし、目指してやりたい」と力強く未来を見据えれば、今井も「できるだけ上のレベルでやりたい。選ばれたらこの経験を生かしたい」と呼応した。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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