昨年秋の近畿大会で2試合連続ホームランを打ち注目された神戸国際大付の猪田和希捕手も始動した。センバツ出場が確実視されており、甲子園では捕手の注目選手の一人となる。
投げても137キロ
猪田和希選手は173cmと身長はそれほど高くないものの、打席に入ると小さく見えない選手。昨年秋は兵庫大会の決勝で顔面に死球を受け、鼻骨などを骨折した。しかし、続く近畿大会では1回戦の近江戦で3安打2打点、準々決勝の上宮太子戦と準決勝の大阪桐蔭戦で2試合連続ホームランを放ち、大阪の強豪をそれぞれ撃破した。
決勝の履正社戦は4打数ノーヒットに終わったものの、近畿大会4試合で13打数7安打6打点2本塁打という大活躍を見せ、チームを準優勝に導きセンバツ出場を当確とした。
1年生の時は外野手兼投手として、投手では137キロを記録していたが、肩の強さを買われて2年秋から正捕手となっている。猪田選手は近畿大会の履正社戦について「バッテリーミスで負けた」と反省し、古田敦也氏の著書「フルタの方程式」で必死に捕手の勉強をしている。
センバツでは持ち前の長打とともに捕手としての肩やリード、フットワーク、キャッチングなども評価されれば楽しみな存在となりそうだ。
神戸国際大付の「あばれる君」猪田、ばれない配球を – 高校野球 : 日刊スポーツ 2017/1/11
プロ注目の猪田和希捕手(2年)は「決勝(対履正社)はバッテリーミスで負けた」と振り返る。約1週間前から古田敦也氏の著書「フルタの方程式」で捕手の極意を勉強中。「読み終えて自分のものにできれば」と学びながら春を待っている。
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