夏の高校野球鹿児島大会の組み合わせが決定、春九州大会優勝の神村学園と準優勝の鹿児島実が優勝候補だが、鹿児島城西の144キロ右腕・石川槙貴投手が成長し、台風の目となる。
185cm144キロ右腕
石川槙貴投手は中学時代に身長も大きく、所属していたうるま東ボーイズの監督で元巨人、ダイエーの大野倫氏から、直球と同じ腕の振りで投げるスライダーを評価されていた。鹿児島城西高校入学時も期待をされるが、30m走でも息切れを見せるなどし、病院で診断を受けたところ、極度の貧血であることが分かりドクターストップがかかった。
その後、投薬治療で徐々に体質を改善していくと、体力強化ができるようになり、砂浜50mを毎日30往復できるまでになる。そして昨年8月の東海大福岡との練習試合で5回無失点と好投を見せた。
この冬には1日6食まで増やして体重を7kg増やすと、球速も昨年秋の138キロから144キロに伸ばした。空振りの奪えるスライダーにも磨きがかかった。春の鹿児島大会は準々決勝で鹿実と対戦し6-7で敗れたが、接戦を演じている。
体力的な面に不安が無ければ185cm73kgの体はまだ成長の余地が十分で、将来は150キロを期待できるかもしれない。楽しみな投手の一人。
鹿児島城西・石川、絶品スラ 西日本スポーツ紙面 2017/6/18
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