高校野球神奈川大会では、神奈川NO.1と呼び声高い星槎国際湘南・本田仁海投手が登板し、上矢部打線を3安打13奪三振に抑えて完封した。
6者連続三振
本田仁海投手はこの日、初回こそ「力みが出た」と話すように2アウトから連続四球を与えてピンチを背負うが、続くバッターを三振に仕留めると、そこから3回まで6者連続三振を奪った。3回までの9つのアウトのうち8つを三振で奪った。
その後もカーブやスライダーを投げるが、「インコースは7割くらいで投げるように意識している。今日も緩急つけられた」と話すように、インコースのストレートを中心にしての変化球が抜群に効果的だった。結局9回を投げて3安打13奪三振無失点、最速も146キロを記録した。
スカウトも高い評価
この日は10球団18人のスカウトが視察に訪れた。
東京ヤクルト・斉藤スカウト:「うちのスピードガンでMAX146キロ。追い込む前は球速が130キロ後半だけど、追い込んだ後は140キロ前半まで上がってギアが入れ替えられる。間合いの取り方や、左足のステップの仕方はDeNA・山崎に似ています」
オリックス・由田スカウト:「いい投球だった。伸びしろは十分。うちの黒木みたいになれる。」
東北楽天・後関チーフスカウト「腕の振り自体はいい。真っすぐは、スピード以上に手元で伸びている。」
広島・白武スカウト部長:「真っすぐの質がいい。プロに行きたいと聞いているが、十分そのレベルにある。ウチの薮田みたいに化けるかも」
横浜DeNA・進藤GM補佐兼編成担当:「両サイドにきっちり投げ分けられ、ゲームがしっかり作れる印象。十分ドラフトの対象になる。」
中日・佐藤スカウト:「春よりも良くなり、右打者への真っすぐが印象に残った。決めに行った時の球の強さがある。まだ完成していない状態でこれだけ投げられるのだから、上位候補に挙がっても不思議はない。伸びしろは十分に感じます」
強心臓でインコースにズバズバ投げ込み、インステップからのインコースへの球は抜群。体にバネのある投球フォームもあり、ドラフト3位前後で指名されそうな投手になってきたか。
2017年度-高校生投手-右投のドラフト候補リスト
2017年度-高校生-神奈川県のドラフト候補リスト
≪オリ由田スカウト「黒木のよう」≫ネット裏には10球団18人のスカウトが視察に訪れた。ヤクルトの斉藤宜之スカウトは「追い込む前は球速が130キロ後半だけど、追い込んだ後は140キロ前半まで上がってギアが入れ替えられる」と評価。土屋監督の桐蔭学園時代の教え子にあたるオリックスの由田慎太郎スカウトは「状態が上がってきた。伸びしろがあるし楽しみ。うちで言えば黒木のようなタイプ」と期待していた。
ヤクルト・斉藤スカウト「うちのスピードガンでMAX146キロ。間合いの取り方や、左足のステップの仕方はDeNA・山崎(康)に似ています」
中日・佐藤スカウト「春よりも良くなり、右打者への真っすぐが印象に残った。伸びしろは十分に感じます」
約2足分インステップして投げ下ろす独特のフォーム。肘への負担は冬場の綱登りなど、筋力強化で補った。長い手足を生かし、鋭い直球と縦スライダーで内角をぐいぐい攻めた。夏に向けてブルペンに打者を立たせ、徹底的に懐を狙う練習を重ねてきた。「インコースは7割くらいで投げるように意識している。今日も緩急つけられた」。広島・白武スカウト部長は「ボールにキレがある。ウチの薮田みたいに化けるかも」と将来性を評価した。
▽オリックス由田スカウト いい投球だった。伸びしろは十分。うちの黒木みたいになれる。
▽楽天後関チーフスカウト 腕の振り自体はいい。真っすぐは、スピード以上に手元で伸びている。
▽広島白武スカウト部長 真っすぐの質がいい。プロに行きたいと聞いているが、十分そのレベルにある。
▽DeNA進藤GM補佐兼編成担当 両サイドにきっちり投げ分けられ、ゲームがしっかり作れる印象。十分ドラフトの対象になる。
▽中日佐藤スカウト 決めに行った時の球の強さがある。まだ完成していない状態でこれだけ投げられるのだから、上位候補に挙がっても不思議はない。
初回先頭から2者連続三振を奪うと、2四球を挟んだ2死一、二塁から三回2死までは6者連続三振。自己最速タイの146キロを計測した直球と縦のスライダーがさえ、三回2死までは8つのアウトすべてが三振だった。
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