履正社・安田尚憲選手がプロ志望表明、東の清宮・西の安田はこれからも

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履正社で高校通算65本塁打を放った安田尚憲選手が、プロ入りの意思を表明した。

東の清宮、西の安田

履正社の安田選手は、常に「西の安田」と言われた。早稲田実の清宮幸太郎選手の存在があったから。

1年夏は清宮が先行する。先に甲子園出場を果たすと甲子園で2本のホームランを放ち、ベスト4まで勝ち上がった。その後のU18W杯でも4番も打つなど、安田選手をリードした。その後もホームランを打ち続け、通算ホームラン数でも差がどんどん開いていった。

しかし2年、3年時は安田選手が追い上げる。ホームラン数ではもう及ばないほど差が開いていったが、2年夏の甲子園に出場を果たし、主軸として存在感を示す。そして3年春、共に清宮選手、安田選手が共に出場したセンバツでは、清宮選手が9打数3安打でホームランが出ずに2回戦で敗退したのに対し、安田選手は17打数7安打にホームランを1本、そしてチームも準優勝した。

最後の夏は共に甲子園出場はできなかったが、安田選手も目標としていた松井秀喜選手の60本塁打を越え65本塁打を打った。U18代表には1次候補の時点では選ばれていなかったが、最終選考で代表入りすると、不動の3番バッターとして4番・清宮選手と共にチームを引っ張った。

そしてこの日、プロ志望の表明の日も偶然同じ日となり、安田選手は「自分でもびっくりしています」と話した。「東の清宮、西の安田」この運命は、これから先もずっと変わらない気がする。ドラフト会議では「東の」「西の」が変わるかもしれないが。

山下監督の家の壁を

安田選手は今年6月に星稜で練習試合をした際に、場外弾が星稜・山下名誉監督の自宅を直撃し壁を壊した。山下氏からは「プロに入ったら壁を直してくれ」と、松井秀喜選手のサインと本を贈られたといい、その本には、山下氏が赤い線をびっしり引いてあり、安田選手もその期待の高さを感じて、松井秀喜選手を「越えていけるような選手になりたい」と気持ちを強くした。

安田選手は「子供のころから、プロ野球選手という夢は一回も変わることはなかった。今はワクワク、ドキドキしています」と話し、「将来は日本球界を代表する選手になりたい」と力強く語った。

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今年6月、松井氏の母校・星稜と行った練習試合で、右越え場外弾が山下智茂名誉監督(72)の自宅を直撃した。山下名誉監督からは「プロに入ったら壁を直してくれ」と、松井氏のサインとともに元競泳の五輪メダリスト・松田丈志氏の「夢を喜びに変える自超力」など2冊の本を贈られた。本には赤線がびっしり引かれてあったといい、松井氏の恩師が自身に寄せる期待を感じ取った強打者は「(松井氏を)超えていけるような選手になりたい」と言葉に力を込めた。

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