智弁和歌山が準優勝、東妻純平捕手「こんな経験をさせてもらっているのは感謝」

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遠投120mの強肩で、兄は日体大で153キロ投手、2年生の東妻純平選手が甲子園準優勝を経験した。

高校に入ってから捕手に

東妻純平選手は、兄の東妻勇輔投手と同じく、智弁和歌山に進んだ。中学時代は遠投120mの強肩遊撃手として注目されていたが、智弁和歌山に入学直後に、捕手転向の打診を受けると、「好きだったので。自信はなかったけど、できますって言いました」と引き受けた。

そして智弁学園には、元ドラフト1位捕手の中谷仁コーチが2017年1月に就任し、捕手としてのノウハウを叩き込まれる。二人三脚で指導を受け、1年生でレギュラー捕手を勝ち取ると、今大会でも正捕手として出場を続けた。

準決勝ではホームランを浴び、配球に高嶋監督が激怒し、スタンドにも放送にも入るような大きな声で叱責を受けた。配球などももちろん、投手への喝を入れるため、東妻選手が的となったと思うが、決勝では、先発した池田投手を巧みにリードし、猛打の大阪桐蔭打線を6回まで2失点に抑えて試合を作った。

試合後、「こんな経験をさせてもらっているのは感謝ですね」と感謝の言葉を口にした東妻選手、中谷コーチからも「よかったんちゃうかと言われました」とほめられたという。

この大会を経験した事で、これから東妻選手がもっと成長するのは間違いないだろう。おそらく兄は今年のドラフトで注目されながらドラフト上位でプロ入りすると思う。そして来年、弟が大阪桐蔭にリベンジをし、そして2年連続で兄弟の指名となるかもしれない。

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中谷コーチのおかげで、野球への取り組み方が変わった。ショートバウンドの投球が当たっても、「投手が放りにくくなったりする」と痛みを顔に出さなくなった。1日に2、3行でもいいから本を読め、という助言から野村克也氏の著書などを手にとって気になったフレーズをノートに書き込み、プレーに生かす。

 大会途中、ウイルス性腸炎に苦しんでもマスクをかぶり抜いた。決勝では懸命にリードしながら、先制の2点適時打もマーク。試合後、中谷コーチから「『よかったんちゃうか』と言われました」。師匠のねぎらいを胸に、捕手道をまた一歩進んでいく。

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