倉敷商・引地秀一郎投手が3安打13奪三振完投、8球団視察し巨人スカウト部長「高校生では一番いい投手」

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倉敷商の引地秀一郎投手が岡山南戦で先発すると、9回13奪三振1失点の好投を見せ、チームの2-1でサヨナラ勝ち、エースの投球を見せた。

5回までパーフェクト

最速151キロの速球を投げる倉敷商の引地秀一郎投手、この日の夏初戦・岡山東戦で先発すると、制球が安定し5回までパーフェクトピッチングを見せた。6回、先頭打者に四球を与えるとピンチが広がり、許した初安打が同点に追いつかれるタイムリーヒットとなった。

それでも引地投手は、その後、ギアを上げて球速がアップし、9回にはストレートとフォークで三者三振を奪った。試合は1-1のままだったが、その引地投手の投球の勢いが打線にも波及し9回裏にチャンスを作ると、6番に入っていた引地投手がセンターオーバーのサヨナラ2ベースヒットを打ち勝利した。投打にヒーローの活躍だった。

この日は最速148キロを記録、8球団の16人スカウトが視察に訪れたが、巨人の岡崎スカウト部長は「高校生であのスライダーは打てない。高校生では一番いい投手」と、高校NO.1投手と評価を示した。

「甲子園に出て、被災地を元気にしたい」と話した引地投手、ここ2日間は学校に行くことができず、練習も中止になっていた。下宿先も浸水はなかったが、「周りは湖みたいになった。家がポツンと浮いているみたいな感じ」と話した。

また、1月には倉敷商のOB・星野仙一氏がなくなり、「倉敷商の名を全国に広めてくださった偉大な方。強気に攻めることは参考にしている」と話す。

大きなものを背負っての戦いになるが、重く思うではなく力に変えて、この夏に素晴らしい投球が続いていくことを期待したい。

2018年度-高校生投手-右投のドラフト候補リスト
2018年度-高校生-岡山県のドラフト候補リスト

何度も右手を突き上げた。1―1の9回1死二塁、倉敷商の6番・引地が「自分が決めるしかない」と中越えにサヨナラ二塁打。打っては2安打1打点、投げては3安打1失点13奪三振。8球団が視察し、巨人の岡崎スカウト部長は「高校生であのスライダーは打てない。高校生では一番いい投手」と絶賛した。

 絶叫しながら、8、9回はすべて三振でアウトを奪い「絶対に点をやるわけにはいかなかった」。1月に死去したOBの星野仙一さん(享年70)をほうふつとさせた。最速151キロ右腕は「倉敷商の名を全国に広めてくださった偉大な方。強気に攻めることは参考にしている」と、天国に白星をささげた。

“星野2世”が投打で躍動した。プロ8球団16人のスカウトが視察に訪れた倉敷商の初戦。最速151キロのエース・引地秀一郎投手(3年)は3安打1失点、13奪三振で九回を投げ終えると、1-1で迎えたその裏、1死二塁から中越えにサヨナラ二塁打を放って仲間と抱き合った。

 「自分が決めるしかないと思いました」

 五回までパーフェクト投球。1-0の六回に先頭打者への四球からピンチを招き、相手1番打者に許した初安打が同点打となった。追いつかれたあとは一段ギアを上げ、「三振を取りにいった」。九回は威力抜群の直球とフォークで3者連続三振に仕留め、直後のサヨナラ劇につなげた。

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