明徳義塾・市川悠太投手が10失点で敗退、「プロ志望届出します」

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高校野球高知大会では、明徳義塾が高知商に2-10で敗れ、9年連続の夏の甲子園出場はならなかった。エースの市川悠太投手が10失点した。

プロ志望

市川悠太投手は、昨年からエース格として登板し、昨年秋は高知県大会から四国大会、そして明治神宮大会を一人で投げぬいた。それも、この夏の甲子園で優勝するために、一人で投げるトレーニングという意味もあったという。

右サイドハンドから最速149キロを記録し、ドラフト上位候補として名前が挙がるようになり、今年のセンバツでも中央学院戦、日本航空石川戦を一人で投げぬいた。しかし、中央学院戦では8回に4点を失って一時逆転を許すなど、安芸にはなかった気になる点も出てきた。それでも、春の大会も公式戦すべてを一人で投げた。

そしてこの夏、すべてをかけたエースの戦いが始まった。2回戦、準々決勝、準決勝と一人で投げ、それぞれ2失点、1失点、完封と危なげないようにも見えた。しかしこの日の決勝戦・高知商戦では、2回、4回に3失点、6回、7回に2失点し合計10失点、思うような投球ができなかった。

昨年秋から公式戦はすべて市川投手一人で投げぬいた。勤続的な疲労が、少しずつたまっているのか、最後の夏に甲子園に出場することはかなわなかった。それでも、一人で強い明徳義塾をここまで引っ張ってきた力は素晴らしかった。

市川投手は試合後に、「プロ志望届を出します」と話し、プロ志望を表明した。149キロの強い球を投げるサイドスロー投手、能力も実績も十分、本来ならばドラフト2位までには消える投手だろう。あとは各球団のスカウトが、今年の投球をどのように加味することになるか。3位前後での指名という事になりそうだ。

2018年度-高校生投手-右投のドラフト候補リスト
2018年度-高校生-高知県のドラフト候補リスト

エース市川がまさかの10失点。高知商打線に打ち込まれ「相手の方が力が上だった」と唇をかんだ。最速149キロの鉄腕は、昨秋の新チーム結成後の公式戦すべてを1人で投げ抜いた。今後の進路については「プロ志望届を出します」と明言。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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