中央学院・大谷拓海選手が高校通算33号弾で甲子園!ヤクルト、DeNA、千葉ロッテスカウト視察

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高校野球西千葉大会では、中央学院が東京学館浦安に6-2で勝利し甲子園出場を決めた。プロ注目の大谷拓海選手が4回に勝ち越しのホームランを放った。

ケガからの復活

昨年の秋に関東大会を制し、明治神宮大会では神宮球場のレフトスタンド中段へのホームラン、そしてセンバツでも明徳義塾を追い詰める投球を見せた、二刀流の大谷拓海選手だが、この夏に向けては過酷な道だった。

5月末の練習試合で、登板中にライナーを頭に受け、頭蓋骨骨折、脳挫傷、軽い外傷性くも膜下出血という診断を受けた。母親も「2、3日意識が戻らず、大好きな野球ができなくなってしまうのではないかと心配だった。それどころか、普通の生活さえ送れるのか不安だった」と話す。

意識を取り戻してから、戦いが始まる。最初は立つ事も難しかったというが、「入院中も野球のことばかり考えていた」と話し、7kg減っていた体重を戻すため、6月27日に練習に復帰すると、バイクを漕いで下半身強化を行っていた。その後打撃練習でも、最初は感覚が合わなかったというが徐々に合うようになった。そして医師より、試合出場許可が出たのが7月19日の4回戦からだった。4番を打ち、投手としても2試合6回2/3を投げた。

そしてこの日、1-1の同点で重い雰囲気がある4回、インコースの変化球をしっかりと待って振りぬくと、打球はライトスタンドに飛び込んだ。このホームランが呼び水となり、5番・池田翔選手も2者連続となるホームラン、6-2で勝利し夏は初めて、春夏連続となる甲子園出場を決めた。

3球団スカウト視察

この日は東京ヤクルト、横浜DeNA、千葉ロッテの3球団が視察し、千葉ロッテの永野チーフスカウトは「突っかかっていくタイプだけど、軸をうまく回転して素直に打っていた。器用さもある。体は万全じゃないけれど、いいセンスを持っている」と評価した。

まだ、本来の調子ではないものの、。体もまた大きくなったようにも見える。左のスラッガーとして逆方向にも運べる所が特に評価される甲子園ではそのあたりが見られるか、そして投手としても成長が見られるか、期待してみたい。

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目を覚ましても、始めは立つことすらできなかった。それでも「入院中も野球のことばかり考えていた」と大谷。まずは食べて、76キロから69キロまで減った体重を戻すことに集中した。6月27日に練習復帰。バイクをこいでの体力づくりに腐心した。

 打撃練習を再開しても、感覚がおかしく球が芯に当たらない。焦りが募った。励みは、仲間の「急がないでやっていけ」という言葉。ティー打撃でバットに当てることから始めた。大会前はマシン打撃まで。医師から試合出場許可が出たのは19日の4回戦だった。

ヤクルト、DeNA、ロッテの3球団がZOZOマリンのバックネット裏から大谷を視察した。ロッテ・永野チーフスカウトは「(前に)突っかかっていくタイプだけど、軸をうまく回転して素直に打っていた。器用さもある。体は万全じゃないけれど、いいセンスを持っている」と投手だけでなく、打者としても高く評価。甲子園でも熱視線を送る。

二刀流は投げられず…、打てず…。ひたすらエアロバイクをこぎ続けた。だが、焦りはなかった。理由はチームメートがかけてくれた「急がなくていいから」という言葉があったから。温かいアドバイスが、はやる気持ちを抑えてくれた。

 今大会は初戦から2試合出場せず、4回戦から復帰を果たし4試合プレーした。投手では準々決勝、準決勝と2試合に先発して計6回2/3を4安打1失点。打者では4試合スタメンで14打数4安打3打点1本塁打で5三振を喫した。

待っていてくれた仲間のために、振り抜いた。同点の四回、先頭の大谷が初球のカーブを強振。「自分のバッティングで恩返しできればと思っていた」。右翼席へ突き刺す高校通算33号の決勝弾。初回の先制打に続いて主砲の役割を全うし、ダイヤモンドを一周しながら拳を突き上げた。

 慎重に復活への歩みを進めた。西千葉大会開幕まで2カ月を切る中、ケガの診断結果は「脳挫傷」、「頭蓋骨骨折」、「外傷性くも膜下出血」。相馬幸樹監督(38)は「預かった生徒を、最後までやらせてあげたい」と献身的に支え、細心の注意を払って大谷の復帰を信じた。

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