星稜・奥川恭伸投手11K、広島・中日・阪神・オリックス・DeNAなど12球団絶賛

星稜高, 奥川恭伸

来年のドラフト1位候補、星稜の奥川恭伸投手が圧巻投球を見せた。12球団のスカウトが視察し、「頭一つ抜けている」「星稜の近くに引っ越す」と絶賛のオンパレードとなった。

7回3安打11奪三振完封

明治神宮大会高校の部、星稜の奥川恭伸投手と対戦した広陵の中井監督は「フォークが消える。今のチームであんな投手を見た事ないし、現段階ではお手上げです」と話した。

奥川投手はこの日ストレートの最速は149キロを記録、力感が無く、下半身でしっかりと投げるフォームで次々と力のある球を投げ込む。そしてこの日は、「いつもスライダーばかりだったので、全国の舞台で自分の力を試したかった」と、フォークボールを多めに投げることを事前に決めており、130キロ前半でストンと沈むフォークボールを披露した。

そのストレートとフォークに、広陵打線は次々と空振りを奪われ、3回までに7つの三振を喫した。「点差が開いたので、7,8割の力で丁寧にコースをついた。打たせる投球を意識した」と、三振のペースは中盤にかけて落ち着いた。結局7回までを投げ3安打11奪三振、完封の圧巻の投球、7回コールドで勝利した。

12球団スカウト視察

この日は球場も1万5千人が入り混雑していた。その中に12球団のスカウトの姿もあったが、阪神は7人態勢で視察を行った。この奥川投手の投球に絶賛が相次いだ。

広島・苑田スカウト部長:「球が速いし、変化球も低めに集まる。あまりこの時期には言わないけど、来年の1位候補、来年の目玉になるね。担当スカウトは星稜の近くに引っ越した方がいいんじゃないか」

中日・中田SD:「下半身の使い方に工夫が見えるし、見る度に技術が上がる。夏より技術面で成長がうかがえる。球速が出るし、変化球も鋭い。投手としての資質が高く、高校生ではトップクラスでしょう。来年は高校生に良い投手がいる中、実績は1番だし将来チームの柱になる選手」

阪神・筒井スカウト:「一級品ですね。能力はずば抜けている。スライダーは一巡目では対応できないでしょう。力入れて三振を取るぞという気持ちが見えて、自分の能力を高めようと高みを目指しているように見える。野球に対する姿勢がすごく好き。ワクワクする選手。順調にいってくれることを願っています」

オリックス・古屋編成部副部長:「あのフォークは高校生では当たらない。変化球の精度もいい。大船渡の佐々木と一緒に、来年は人気になるんじゃないかな。高校生投手の中でも最上位だと思う」

横浜DeNA・進藤GM補佐:「高校生の中では頭一つ抜けている。順調にいけば来年のドラフトでは、どの球団がくじを引き当てるかという存在になる」

来年は大船渡・佐々木朗希投手、星稜・奥川恭伸投手、創志学園・西純矢投手、日大三・井上広輝投手、横浜・及川雅貴投手という150キロを記録する高校生BIG5がいるが、その中でも能力では佐々木投手が、実績を含めた力なら奥川投手が現時点で抜けている。157キロ右腕の佐々木投手か、即戦力で10勝を期待できる奥川投手か、左から150キロ超の及川投手か、各球団の非常に迷う状況になりそうだ。

2019年ドラフト指名予想
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スタンドには12球団がそろい、阪神は7人体制で視察。筒井スカウトは開口一番、「一級品ですね」と絶賛した。広島・苑田スカウト統括部長も「あまりこの時期には言わないけど、来年の1位候補」。プロにもインパクトを残す活躍だった。

圧巻の内容にネット裏からは感嘆の声が漏れた。阪神は和田豊テクニカルアドバイザーら7人態勢で視察。担当の筒井和也スカウトは「見ての通り、一級品。能力はずば抜けている。スライダーは(打者)一巡目では対応できないでしょう。これからの1年間が楽しみです」と絶賛した。

4回に自ら先制の右越え三塁打を放ち7点をリードすると「点差が開いたので、7~8割の力で丁寧にコースをついて、打たせる投球を意識した」とギアを切り替えた。7回を3安打で無四球。11奪三振のうち、10個が空振りで、広陵の強力打線に付け入る隙を与えなかった。DeNA・進藤GM補佐は「高校生の中では頭1つ抜けている。順調にいけば、来年のドラフトでは、どの球団がくじを引き当てるかという存在になる」と1位競合指名の評価を与えた。


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