練習試合解禁、履正社は桜宮に大勝したが故障者、広島スカウト視察

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高校野球の練習試合が解禁となり、履正社は大阪の桜宮と対戦、17-4で大勝したものの故障者も出てしまった。

17得点

センバツに出場し優勝候補として注目される履正社は、地元大阪の桜宮と練習試合を行った。ドラフト候補のスラッガー・井上広大選手が4番で出場すると、4回に第3打席で左中間に2ベースヒット、また第4打席はライト前に落として2安打を記録した。昨年秋に右膝の手術をしたが、既に紅白戦では特大弾も放っているといい、「守備も走塁も全然問題ありませんでした」と話した。

この日は5番・西川黎選手が2本塁打を放つなど4本塁打が飛び出して17得点をしたが、岡田監督は井上選手について、「安田と比べたら対応力がない。安田は冬場を越えて急によくなった」と話し、厳しかった。

履正社は、正捕手で強肩強打の野口海音選手が前日の練習で顔面に投球を受けてしまい、1年生の関本勇輔選手がマスクを被った。関本選手は元阪神・関本賢太郎氏の長男でセカンドまで1.89秒の強肩を見せる。この日はフル出場をし2ベースヒットを打つなど活躍を見せ、岡田監督からも「送球はチームでも1番。今日はいい経験になったのでは」と評価を受けた。

また、エースで145キロの速球を投げる左腕の清水大成投手が先発をしたものの、2回に打球を左手に受けた。そのまま降板し病院で打撲と診断を受けた。野口選手とともにバッテリーが故障をしやや不安も出ているが、打撲という診断にはナインもほっとしただろう。

この日は広島のスカウトが視察に訪れ、井上選手、清水投手などドラフト候補がそろうチームをチェックしていた。

履正社高校のドラフト候補選手の動画とみんなの評価

井上は昨年11月に右膝を手術。初回は一塁走者として西川黎一塁手(2年)の適時二塁打で生還し、4回は西川の右邪飛で二塁から三塁へ進塁。広島のスカウトが視察するなか、走攻守で回復をアピールした。「守備も走塁に関しても問題なかった」と、手応えをつかんでいた。

身長187センチを誇る4番の井上は迫力が違う。大きな弧を描くスイングで相手をひるませた。四球、遊直で迎えた4回の第3打席に左中間二塁打。第4打席は右前に落とした。通算24本目のアーチは出なかったが、甲子園デビューへ元気な姿を披露した。

前日7日、絶対的な正捕手の野口海音主将(2年)がシート打撃で左目付近を負傷。大事を取ったため、急きょ巡ってきた大チャンスだった。中学3年時に二塁送球1秒89を出したというスローイングが武器で、岡田監督も「送球はチームでも1番。今日はいい経験になったのでは」と高く評価している。打っても右中間への二塁打を放った。

野口の代役として「6番捕手」で先発。「3点を取られた回が反省。アウトを取る配球ができなかった」と自己採点は低めだが、必死に3投手をリードし、打撃でも7回1死から右中間二塁打を放った。目標とする選手は「試合を捕手としてコントロールできる」という理由で阪神の矢野燿大監督だが、尊敬するのはもちろん父。「一言一言に意味がある。プロ19年間の経験を全部、教えてくれるので参考にしています」と目を輝かせた。

この日は盗塁阻止こそなかったものの、武器は強肩だ。岡田監督が「スローイングはチームで一番」と評価するように、中学3年時に計測した二塁送球時のタイムは1・89秒。現役時代、正確なスローイングが売りだった父譲りとも言える。

先発した最速145キロの左腕エース清水大成投手(2年)が周囲をヒヤリとさせた。2回に左手に強襲打を受けて降板し、病院で打撲と診断された。

約2週間後に迫った選抜へ、不安を抱えるスタートだ。エース負傷という事態に履正社・岡田龍生監督(57)は心配そうな表情をみせた。
「病院に行って確認してもらってる。(状態は)わからない」
 二回2死からライナーが清水の左手を直撃。人さし指付近を負傷したとみられ、腫れ上がっていた。次の回に代打を送られ、病院へ向かった。

 前日の実戦形式の練習中には、主将の野口海音捕手(2年)が右目に死球を受け、負傷したばかり。この日は出場しなかったが、幸い骨に異常はなく、すぐに復帰できる予定だ。

 

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