夏の高校野球・群馬大会の展望(2019)と注目選手:ドラフト注目度B

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夏の高校野球・群馬大会が7月6日に開幕する。今年はやや注目選手が少ない印象だったが、プロが大注目をする左腕が登場した。地区のドラフト的注目度はB。

注目選手

昨年は、健大高崎が全国クラスの強打者をそろえ、その中から山下航汰選手が巨人に育成ドラフト1位で指名された。

今年は前橋商の井上温大投手が注目される。174cm68kgとまだ細い左腕投手で、昨年までは目立った成績は見られなかったが、今年春に健大高崎との試合でリリーフで登板し、5回を無失点に抑える快投を見せて注目された。球速は144キロを記録するが、ゆったりとしたフォームからの伸びがあり、スライダー・シュートなどの変化球もしっかりと投げられる。夏前のプロのスカウトが足を運び、直すところがないと絶賛の声も挙がる。関東には153キロ左腕の横浜・及川雅貴投手がいるが、それに次ぐ位置まで評価が上がってくるかもしれない。

その他の選手

昨年夏の甲子園に出場し、秋・春と県大会を制している前橋育英、丸山大河選手から剣持京右選手、そして2年生捕手の須永武志選手が打線と守備で非常に堅いチームを作っている。特に須永選手は来年のドラフト候補捕手、強肩と強打は注目されそうだ。

健大高崎は昨年の強力打線からの印象があり、また、練習試合や公式戦でも勝ち切れていない所があるが、U15代表の田口夢人選手とパンチ力のあるファーストの伊藤雄紀選手はやはり見るものがある。投手力が課題だが、吉井直孝投手、吉田翔投手、左腕の藤原寛大投手が130キロ中盤を投げ、そして2年生に182cm左腕の下慎之介投手が頭角を現してきた。1年生では中学時代から注目された、185cm86kgの森川倫太郎選手、169cmと小柄だがパンチ力のある小澤周平選手など、素質ある選手がそろう。

伊勢崎清明の荒木隆之介投手は181cmから145キロの速球を投げ、制球力の課題が克服できれば、大きく伸びそう。高崎高校の北爪魁投手は174cm64kgとまだ細いが144キロの速球を投げる。体を作っていけば150キロも目指せるだろう。嬬恋の佐藤真一投手は捕手から転向して139キロを記録、強豪校が嫌がる投手だ。樹徳高校も138キロの球を投げる本間駿投手が期待される。前橋工の黒沢颯斗投手も142キロの速球を投げ、渋川高校の吉野貴斗投手も左から130キロ、吾妻中央の土屋柊人投手も130キロ中盤を連発する勢いのある投球を見せる。

桐生第一は俊足二塁手の工藤ナイジェル選手がキーマンとなる働きをし、杉山直杜投手が140キロを球を投げる力がある。市立太田には、183cmから回転の良い球を投げる空井大和投手と、サイドハンドから140キロを投げる藤生佳知投手がいる。

野手では桐生市商の橋本智史選手が、50m5.8秒の足と遠投100mの肩、そして高校通算21本塁打のパワーを持つ選手で県屈指。また東農大二には3番に通算20本の狩野永一郎選手、4番に通算30本の斉藤翔太選手がおり、共に180cm80kgを超す体を持つ。勢多農林の木村樹生選手は二刀流だが、181cmの右の大砲で場外ホームランを打つパワーが注目される。

優勝予想

実績を見ると、昨夏から秋・春を制している前橋育英が有力か。健大高崎は投打に核と感じさせる選手ができていない印象。それができれば、持っている能力は高いだけに一気に勢いに乗りそうだ。

昨秋準優勝の桐生第一、樹徳などの強豪校もいるが、伊勢崎清明など好投手を持つチームが、早いうちに強豪を倒してしまえば、エースを軸に一気に勝ち上がるかもしれない。

2019年度以降-高校生-群馬県のドラフト候補リスト

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