夏の高校野球・茨城大会の展望(2019)と注目選手:ドラフト注目度A

北野凱士, 岩本大地, 菊田拡和, 岡田幹太, 福浦太陽, 濱崎鉄平, 斉藤勇人, 小松崎駿, 鈴木寛人, 中山航, 小林嵩, 大坪誠之助, 佐藤紅琉, 鶴見凌也, 峰村貞, 石上祐介, 高橋隆慶, 一條遥翔, 一條力真, 菊地竜雅, 塙雄裕, 中妻翔

夏の高校野球・茨城大会が7月6日に開幕する。140キロ後半を記録する右腕に、高校通算50発を越えたスラッガーなど、夏に評価をグッと上げそうな選手が目立つ。地区のドラフト的注目度はA。

注目選手

明秀日立の増田陸選手が巨人にドラフト2位で指名された。

今年は投手では、霞ヶ浦の鈴木寛人投手が148キロ、岩本大地投手が147キロを記録して注目される。鈴木投手は185cmと身長もあり、球の角度の他に回転数の多い球を投げる。また、スライダーの回転も素晴らしく、指にかかる球はプロでも必殺球になると評判。桐蔭学園との練習試合で8回1安打のピッチングをした。しかし、横浜隼人戦では6つの三振を奪うも4回2失点と、まだ状態にムラがある。

また岩本投手は、センバツで盛岡大付を10回1/3で5安打11奪三振3失点、8回までは無失点の素晴らしい投球を見せたが、非常にまとまった投球だった。2年時のストレートで空振りを奪う投球から大人になったが、そうなるとそのレベルでまたあの勢いのある奪三振を見たくなる。センバツ後に露出も少ないが、最後の夏にどんなピッチングをするのか注目したい。

常総史上初の50本越えのホームランを打っているのが菊田拡和選手。4月ごろに39号ホームランを打っていて、この夏前までに14本を重ねて53本。1日に固め打ちも見せ、その飛距離も140m級を見せる。打つツボがしっかりしており、インコース気味の球はきっちり引っ張って痛烈な打球にする。外角や変化球などの対応も今後必要になるが、今はとにかくツボに来た球を必ず仕留める感じで手を広げなくても良い。

その他の選手

常総学院は鈴木昭汰投手のような誰もが認めるエースという存在は今年のチームにはないものの、中学時代から注目されていたU15代表の岡田幹太投手に、野球センス抜群で普段は外野を守る中妻翔選手も左から力のある球を投げる。140キロの球を投げ、エース候補だった塙雄裕投手は、トミージョン手術を受けて復活途中だが、登板する姿も見られており、夏には間に合いそうだ。そして、2年生の菊地竜雅投手は180cmの本格派で春に148キロを記録、同じく2年生の一條力真投手も140キロを超えてくる。これらの投手をうまく使えるかどうか。打撃も菊田選手の後を打つ斉藤勇人選手も185cm85kgの右のスラッガーで、菊田選手を歩かせない凄みがある。

霞ヶ浦は2枚看板の福浦太陽投手も142キロの速球を投げ、投手陣の層の厚さを見せる。2年生の小田倉啓介選手も俊敏な動きを見せる。投手の層なら藤代も負けていない。エース・中山航投手は172cmながら144キロのキレの良い球を投げ、小島拓也投手、一條遥翔投手も140キロ前後を記録してくる。

昨年、プロ注目選手の多かった明秀日立に、今年もプロが注目する選手がいる。高橋隆慶選手は185cm80kgの大型選手で、今年春に捕手に転向をすると、セカンドまで1.9秒台の強肩を見せ、プロが注目するようになった。まだ成長途上の選手でこの夏も成長を続けそうだ。また北野凱士選手は遠投125mの肩と50m5.8秒の足を持つスーパーアスリート、2番でどんなプレーを見せるか。

東洋大牛久の石上祐介投手は180cmの左腕で140キロを記録する。足も速い選手で身体能力があり、まだ成長を続けそうだ。水戸商の小林嵩投手は164cmと小柄だが、キレの良い球で茨城屈指と評判、土浦三の濱崎鉄平投手も180cm80kgの左腕で、堂々としたマウンドから143キロの球を投げる。好投手を輩出してきたつくば秀英は、今年も峰村貞投手が140キロを投げる。常磐大高の鶴見凌也選手は普段は捕手だが、春に投手で143キロを記録した。

土浦湖北の2年生・大坪誠之助投手は142キロを投げエース格、明秀日立は1年生も佐藤紅琉投手が137キロを投げ、エースとして投げるかもしれない。石岡一も2年生の小松崎駿投手が135キロを記録し、岩本投手の後を継ぐものになる。

優勝予想

昨秋の関東大会初戦で桐蔭学園に逆転負けを喫した常総学院は、名門校らしく強豪と練習試合を積み重ね、一つ一つチームを作り上げてきた。個々の能力は間違いなくNO.1で、あとはチームの団結で持っているものを上回るような力を見せられるか。

関東大会に出場した藤代も関東の強豪を相手にしっかりと戦える力があり、霞ヶ浦は投手を軸に、ある程度計算して戦う事ができる。明秀日立は能力の高い選手がいきなりブレークする事もある。

そして岩本投手の石岡一も、強豪打線でも攻略するには苦労をする。ワンチャンスで得点を挙げられるか。そして試合巧者の土浦日大もやはり侮れない。

2019年度以降-高校生-茨城県のドラフト候補リスト


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