公立高校の星、那賀・谷脇弘起投手、社・藤本竜輝投手、池田・白川恵翔投手、西尾東・山田紘太郎投手

高校野球ドラフトニュース 2019年ドラフトニュース

公立高校でプレーする投手として、那賀・谷脇弘起投手、社・藤本竜輝投手、池田・白川恵翔投手、西尾東・山田紘太郎投手などがプロから注目されている。

公立の星

強豪私学が各地の大会で連覇をする中で、公立高校の奮闘に期待するファンも多い。ドラフト会議でも、公立高校出身の選手が毎年指名され、日本の野球をしっかりと支えてくれている存在だ。

和歌山・那賀高校の谷脇弘起投手は、180cm75kgの右腕で最速は143キロを記録し、高津監督がえげつないと表現するスライダーを武器にする。中学時代は、同じく公立の星として注目されている和歌山東の落合秀市投手とチームメイトで、捕手として落合投手の球を受けていた。高校に進学し投手として成長、今ではプロのスカウトも視察に訪れる。

兵庫・社の藤本竜輝投手は148キロの速球を投げる。昨年秋はストレートの勢いで1試合15奪三振を記録してプロのスカウトも多いに注目した。春は故障の影響で登板しなかったが、6月16日の東海大大阪仰星との練習試合で完投、山本監督が「打者との駆け引きが上手になった」と投球術も磨かれてきた。昨年のドラフト会議では社出身の辰己選手と近本選手がドラフト1位指名を受けた。母校を訪れた辰己選手からは「プロで待ってるから」と声をかけられたという。

徳島・池田の白川恵翔投手は、179cmで体重も82kgと順調に体が出来上がり、143キロを記録する。昨年秋に腰椎分離症で苦しんだものの、下半身を強化してきた。最強時代の池田のエース・水野雄仁投手を彷彿とする白川投手は、「プロに行きたい。そのためにも甲子園の舞台に立ちたい」と言い切る気の強さも水野級と言える。

西尾東・山田紘太郎投手は184cmから144キロのストレートを投げ、スライダーも独特の軌道を描く。中学時は120キロも出ないくらいだったというが、60kg台だった体重を10kg増やし、瞬発系のトレーニングを学んで144キロまで球速を伸ばした。いまだったら強豪私学でも当然エースとして投げている存在だ。「公立ではウチが一番、甲子園を狙える。このメンバーで絶対に行きたい」と話し、激戦区・愛知から甲子園を目指す。

公立では大船渡の佐々木朗希投手を筆頭に、丹生の147キロ左腕・玉村昇悟投手、菰野の岡林勇希投手は151キロ、福井商の小林勇仁投手は148キロ、福岡・北九州の木村仁投手は146キロ、春日の坂元創投手は186cmから142キロを投げる。

またセンバツに出場した石岡第一の岩本大地投手も147キロの速球を投げ、前橋商の井上温大投手なども注目される。明石商の中森俊介投手は2年生で147キロを投げ甲子園での実績も十分。今年の佐々木投手に続き、来年も公立出身投手が高校生NO.1投手となりそうだ。

2019年度-高校生投手のドラフト候補リスト

1メートル80、75キロとやや細身の体型ながらマウンドに立てば、一回り以上も大きく見せる。那賀(和歌山)の谷脇はまだまだ成長途上だが、プロ数球団が興味を示すように、そのポテンシャルは疑いようがない。

兵庫での優勝は通過点。個人的には150キロも出したい」と力強い。昨年12月に近本とともに母校を訪れた辰己からは「プロで待ってるから」と対戦を望まれた。まずは同校初となる夏の甲子園出場をたぐり寄せる。

粗削りな才能が山間の町で確かな輝きを放つ。最速143キロながら、浮き上がるような軌道を描く。1982年夏、83年春の甲子園大会連覇に貢献したOBの水野雄仁(現巨人投手コーチ)を彷彿させるガッシリとした体格で「阿波の金太郎二世」の異名を取る池田(徳島)の白川は「プロに行きたい。そのためにも甲子園の舞台に立ちたい」と明確な目標を掲げた。

岩津中では軟式野球部に所属し3年時の球速は「120キロ出ないくらい」。高校入学を見据え60キロ台だった体重を約10キロ増量し入学後は体の使い方や瞬発系トレーニングを積極的に学びMAX144キロまで伸ばした。背番号1で臨んだ昨秋県大会で愛知産大三河、享栄、至学館と甲子園出場経験のある強豪を次々と撃破し4強入り。「自分のベストを出せば強い相手も抑えられる」と自信をつかんだ。

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