夏の高校野球・ 栃木大会の展望(2019)と注目選手:ドラフト注目度C

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夏の高校野球・栃木大会が7月12日に開幕する。作新学院、佐野日大、青藍泰斗などからプロ注目選手が毎年でるが、今年はやや厳しい状況・地区のドラフト的注目度はC。

注目選手

昨年は青藍泰斗の益子京右捕手がDeNAのドラフト5位で指名された。

作新学院の2年生・横山陽樹選手は、1年から甲子園で結果を出し、今年3月には大船渡・佐々木朗希投手から難なく長打を打った。長打力もありホームランもしっかりと打てる。捕手としても素早いモーションからの送球ができる。3年生の立石翔斗捕手がいるため、今年も外野手での出場となるが、来年は強打の捕手として注目されそうだ。

国学院栃木の2年生・神山陽登投手は175cm70kgの右腕で、最速は145キロを記録する。エースとしてチーム内で確立されており、春は温存されてこの他の投手を育てるなど、継投で勝ち上がるスタイルの国学院栃木で、神山投手中心のチーム作りが行われている。

その他の選手

作新学院の石井巧選手は、日ハム・石井一成選手の弟で、昨年夏の甲子園でも2年生でショートのレギュラーとしてプレーし、好プレーを見せていた。今年は主軸の期待もされていたが、春はチームとして結果を出せずに、3年生が練習から外されるなど苦しい経験をしている。この夏にどこまで伸びるか注目したい。140キロのストレートを低めに決めることができる林勇成投手は春は故障であまり登板がなく、捕手の立石翔斗選手も腰痛などにより調子は良くなかったが、夏に向けて仕上げている。

佐野日大の松倉亮太投手は171cmから130キロ後半のストレートを投げ、インコースにしっかりと攻められる投手。左の松本翔大投手は大きなカーブやスライダーを使う左腕投手らしい投球を見せる。文星芸大付の饗庭陽生投手はツーシームを軸にピッチングを組み立て、リリーフで登板する前田直輝投手が130キロ後半の速球で力で抑え込む。

宇都宮工の小林陽心投手は176cmから130キロ中盤のストレートを軸に投球術を見せ、作新学院を追い詰める投球を見せるなど力がある。投球術では栃木工の古内大陽投手も春は強豪校を次々と破る好投を見せた。左の技巧派投手。真岡工の佐藤丈汰投手は140キロを投げ、県の3年生では屈指の速球派。佐野東の石塚達也投手も捕手としての強肩をマウンドでも見せる。

青藍泰斗の木村啓汰選手は俊足強肩の選手として注目される。佐野日大の橋浦大知選手は長打力があり、高い打率も残せる4番バッター。宇都宮工の大貫礼央選手も主軸を打ち鋭い打球を飛ばす。矢板中央の絹川友大選手は俊足の外野手で1番バッターとして出塁率も高い。国学院栃木の長谷川太洋選手もヒットを広角に打ち分けて高い打率を残す。長打力では宇都宮南の佐々木優斗選手は180cm85kgの体があり痛烈な打球を放つ。

圏内では2年生に期待の選手が多く、青藍泰斗は佐々木康投手がバランスの良いフォームから142キロの速球を投げ、石川慧亮選手は中日の兄のように運動神経が豊かで打者として長打力を見せる。国学院栃木は184cmから140キロを投げる関直幸投手やシャピロマシュー一郎選手など、佐野日大も186cmから投げ下ろす長島幸佑投手がおり、作新学院も180cm右腕の秋澤拓斗投手などを育てている。佐野日大や国学院栃木は2年生が勢力図を変えて行きそうだ。

優勝予想

作新学院が8連覇中だが、昨秋は決勝で作新学院を下して佐野日大が優勝、春は栃木工が作新学院を下して準優勝し、優勝は佐野日大。主力の故障も多く春は王者が苦しんだ。

3年生を練習から外す荒療治を見せ、夏直前の合宿で急ピッチで仕上げをしている。戦力の厚さは県屈指で王者がどこまで調子を上げてくるか。現時点で優勝候補は秋・春優勝の佐野日大、そこに2年生の戦力のそろう国学院栃木、青藍泰斗なども可能性が十分あり、文星芸大付、宇都宮工、白鴎大足利、宇都宮南なども力がある。

今年の栃木はどこが勝ち上がるかわからない。

2019年度以降-高校生-栃木県のドラフト候補リスト

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