夏の高校野球・ 石川大会の展望(2019)と注目選手:ドラフト注目度A

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夏の高校野球・石川大会が7月12日に開幕する。ドラフトの目玉投手やそのライバルとなる投手、そして捕手、内野手などに今年、来年のドラフト上位候補がそろう。地区のドラフト的注目度はA。

注目選手

昨年は遊学館の牧野翔矢選手が埼玉西武にドラフト5位で指名された。

星稜の奥川恭伸投手は高校生四天王の一人。183cmから153キロの速球を投げ、変化球も一通りの球ですべてストライクを取れる。球速で押すだけでなく、インコースを攻めたり、変化球をちりばめたりと多彩な投球ができ、引き出しの多さも高校生とは思えない。今年は怪物・佐々木朗希投手がいるものの、現実を考えると奥川投手の指名を選択する球団も少なくないだろう。佐々木投手が10年に一人の投手なら、奥川投手も10年の一人の投手と言える。

日本航空石川の重吉翼投手も183cmの体格があり148キロの速球を投げる。こちらも投球フォームをプロのスカウトが絶賛するなど、完成度の高い投手で、変化球もスライダー、フォークなどを投げる。奥川投手に追いつくには思う所に球を投げられるようになりたいが、今はまだ球速で押していく投球でもよいのではないかと思う。将来、奥川投手を追い越せるような投手に。

星稜の2年生・内山壮真選手もただ者ではない。昨年1年生で公式戦での連続ヒットを春から秋まで続け、甲子園ではショートで華麗な守備を見せた。秋は捕手としてマスクを被り、素晴らしいリードで試合を作った。秋からパワーも付けており、高校通算17本塁打まで伸ばしている。見る機会が多いため、課題を探すような感じにもなってしまっているが、来年は小園選手、根尾選手に並ぶような評価でドラフト1位指名を受ける選手になりそうだ。

その他の選手

星稜の東海林航介選手は昨年は1番バッターでヒットを量産し、高く評価をされていた。今年に入りヒットが出ない試合もあったり、ショートのポジションを内山選手に譲ったりと評価はやや落ち着いてしまっているが、50m5.9秒の足など俊足もある選手だ。山瀬慎之助捕手は強肩では今年の高校生で3本の指に入る。中学時代からの試合経験もあり、もっと落ち着いて堂々とプレーしてよい。守備の良い岡田大響選手も打力が上がっており、福本陽生選手も攻守に動きの良さを見せる。

2年生も知田爽汰選手が鋭い打球を打ち、大型の今井秀輔選手や、俊足の松本笙選手も注目したい。投手でも170cmだが130キロ後半の強い球を投げる荻原吟哉投手と186cmから143キロを投げる寺西成騎投手がおり、本当に強いのは来年かもしれない。

小松高校の小川琳太郎投手は177cmから140キロの速球を投げる左腕で、プロのスカウトも投球フォームの良さや伸びしろを高く評価する。鵬学園の米田武琉投手は172cmだが勢いよく143キロの速球を投げ、金沢高校の小寺啓太投手も投げっぷりの良い投球で勢いのある球を投げる。小松大谷の山根滉太投手は182cmの左腕で低めに球を集めて打ち取る。

輪島の川崎俊哲投手は140キロの速球と、強豪チームが恐れるスライダーを投げ、打っても練習試合でホームランを量産している。金沢泉丘の海口叶大投手も140キロ近い球を投げる速球派。

日本航空石川の夏川風眞捕手は182cm88kgの体があり、星稜の山瀬選手のような派手さはないが、リードもキャッチングもしっかりしている。同じく西上光樹選手は184cm80kgの体がある左バッターで、鋭いスイングから長打を打つ。小松の上田大誠選手は県屈指のスラッガーと呼び声高い長打力が光る。遊学館の佐藤拓実選手も183cm79kgの左の大砲で、外野の頭を軽く超えていく。鵬学園の小池田樹選手は、根上中時代に奥川選手や山瀬選手と共に全国制覇をしたメンバーで、投打にチームを引っ張る存在になっており、打倒星稜に燃えている。

優勝予想

昨年夏は星稜が甲子園出場。金沢学院が決勝に進出したが、決勝戦は22-0という大差だった。秋も星稜が優勝、準優勝は遊学館で決勝は7-0。春は星稜が優勝も日本航空石川は8-5と接戦を演じた。

春は奥川投手が投げなかった事もあるが、日本航空石川も投打守に軸があり、迫ってきている感じもある。それでも星稜が筆頭候補であることは変わらない。

勢いのある鵬学園、実力のある遊学館や小松大谷などが絡んできそうで、他に金沢泉丘、輪島、金沢など好投手がいるチームも打倒星稜に燃える。

2019年度以降-高校生-石川県のドラフト候補リスト

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