創志学園・西純矢投手が4回7Kに3安打5打点、広島・ロッテ・西武が視察

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高校四天王の創志学園・西純矢投手はこの日、投げては先発して4回1安打7奪三振、打っても3安打5打点の活躍を見せた。視察した広島、千葉ロッテ、埼玉西武のスカウトからは打撃を評価する声も出ている。

中国四国NO.1打者

この日の2回戦・倉敷南戦で西純矢投手が先発すると、最速148キロのストレートを記録した。初戦の岡山南戦では7回を投げて6四球を与え制球に苦労をしていたが、この日は4回を投げて無四球、1安打7奪三振で無失点に抑えた。それでも西投手は「まだ納得いくボールが投げられてないので修正したい」と話している。

またこの日は、3回1アウト1,2塁の場面で高校通算23号となる3ランホームランを放つと、4打数3安打5打点の活躍を見せた。こちらについては「持ってるな、今日はいい日だなと思った」と話し、この日、2ランホームランを放った大船渡の佐々木投手と比較して、「ピッチングでは比べものにならないけど、バッティングは自分の方が勝っていると思う」と話した。

この西選手の打撃にはプロのスカウトも注目している。この日、視察した広島の白武スカウト部長は「バッティングもごっつい。超高校級」と話す。「中四国で一番いい打者は西」という声もあるといい、この日のホームランも120mの見事なホームランだった。

スカウト評価

それでもやはり、西選手は投手として評価する。この日は広島、千葉ロッテ、埼玉西武のスカウトが視察をした。

広島・白武スカウト部長:「順調ですね。今日も手を抜かずに投げていた。野球が好きじゃないと伸びない。丸も誠也も良く練習しますから」

千葉ロッテ・黒木スカウト:「先頭に打たれても動揺しなかったのが、成長した部分だと思います。決めに行った球が高めに浮いたのが今後の課題かなと思いますけど、全体的には良かった。修正能力が高いし心配していません。現時点でも素晴らしい選手だが、まだ伸びる」

高校四天王の中で佐々木投手、奥川投手が10年に1人となる中だが、西投手も150キロの速球を投げ多彩な変化球を制球できる。高校生として毎年出るドラフト1位クラスの投手の中でもトップクラスの能力を持っている。

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13日の岡山南との初戦は7回6四球と制球力を欠いたが、この日は無四球にまとめた。「まだ納得いくボールが投げられてないので修正したい」と課題を口にした。ロッテのスピードガンで最速148キロを記録し、同・黒木スカウトは「現時点でも素晴らしい選手だが、まだ伸びる」と評した。

この日スカウトを驚かせたのは、打撃だ。「ピッチャーでもバッティングに貢献できたらといつも思っている」。0―0の3回1死一、二塁で左越えに高校通算23号の決勝3ランを放った。相手左腕のスライダーを完璧に捉え、推定飛距離120メートル弾。広島の白武佳久スカウト部長は「バッティングもごっつい。超高校級」と評した。西は、よく動画を見て投球術を研究している佐々木について「甲子園で対戦したい」と熱望した。

「中四国で1番いい打者は西」と評するスカウトがいる。理想像はYouTubeで参考にするという広島鈴木。3回1死一、二塁、相手左腕・守分のスライダーに本家ばりにバットをぶつけ、左翼ポール際中段席まで先制弾を運んだ。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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