上野学園が修徳を下す、赤坂諒投手149キロに楽天・広島・中日など5球団注目

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上野学園の赤坂諒投手はこの日、東東京大会準々決勝で修徳戦に先発すると、最速149キロを記録したストレートで9回4安打1失点に抑え、強豪を撃破した。

強豪撃破

赤坂諒投手は186cm83kgの右腕投手で、最速149キロの速球を投げる。フォームはまだ未完成なところが多いが、持っている体の強さが抜群で、腕を軽く振っても常時140キロを超す球を投げる。

今大会は12日の初戦で9回3安打12奪三振3失点、雨の中の登板で147キロを記録すると、18日の順天戦は7回コールド4安打4奪三振で完封し最速148キロ、そして19日の王子総合戦で9回9安打7奪三振2失点で完投すると、3日連続となった20日の駒込学園戦でもリリーフで3回を投げて4安打4奪三振無失点に抑えている。19日には151キロ、20日にも148キロを記録した。

この日はいよいよ神宮球場での試合となり、相手も甲子園出場経験があり、二松学舎大付を破っている修徳が相手、そしてスタンドには5球団のスカウトが姿を見せた。

3連投から中1日空いたとはいえ、かなりの疲れが残っていた。最初はいつも通りの140キロ中盤のストレートとタイミングを外すスライダーを投げていたが2回に先制点を許す。そこで疲れもあったためストレートを140キロ前半に抑えてやや抜いて投げると、「合ってなかった」と相手バッターのタイミングを外すことに成功し、中盤以降は抜いた投球で抑えていった。

そして3-1でリードして迎えた終盤、修徳打線が抜いた球にもタイミングを合わせ始めると、9回2アウト3塁のピンチを招く。そこで赤坂投手はこの日最速タイの149キロを記録し、ストレートで押しまくって内野ゴロに打ち取った。「前半は連投の疲労もあったので思うような投球ができなかったが、後半はアドレナリンが出て体が動いてくれた」と話した。しかし、終盤は肩で息をし、勝利した後も喜ぶのではなく、疲れを見せていた。今大会は5試合で558球を投げている。

スカウト評価

しかし、疲れの中で投げぬいたこの日の投球は、スカウトの目にも好感触に映った。

広島・苑田スカウト統括部長:「肩の筋力、スタミナがある」

東北楽天・鷹野史寿アマスカウト:「投げる度に自信をつけ、春より球速もあるし、この連投の中で抜きながら打者を抑えている。マウンドでの雰囲気もよくなっている。腕がしっかり振れていて、186センチの体から強い球を投げる。ものがいい、将来が楽しみ」

中日・近藤真市アマスカウト:「真っすぐの質もいいし伸びもある。楽しみな投手」

3スカウトとも持っている素質と将来性を高く評価した。上野投手は進路について、野球を続けるかも未定と話すが、いよいよ本格的に注目されるようになったことで、この能力を放ってはおかないと思う人は多いのではないかと思う。

次戦は25日、中2日でどのくらい疲れが取れるかはわからないが、「甲子園に行ってみたいです」と話す赤坂投手、次戦は小山台との対戦となる。

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赤坂について楽天・鷹野史寿アマスカウト「投げる度に自信をつけ、マウンドでの雰囲気もよくなっている。腕がしっかり振れていて、186センチの体から強い球を投げる。将来が楽しみ」
同じく中日・近藤真市アマスカウト「真っすぐの質もいいし伸びもある。楽しみな投手」

試合には5球団のスカウトが視察に訪れた。楽天の鷹野史寿スカウトは「春より球速もあるし、この連投の中で抜きながら打者を抑えている。ものがいい」と高評価だった。

 ネット裏にはプロ5球団のスカウトらが集結。楽天・鷹野スカウトは「腕がふれているから相手打者には脅威」と右腕を評価した。球速は2年生の時点では142キロだった。最速149キロまで成長した要因には、冬に1日おきで約100球の投げ込みをしたことを挙げた。

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