履正社・井上広大選手が4戦連発弾、ヤクルトスカウト「間違いなく活躍できる」

履正社高, 井上広大

大阪大会で4本塁打を打ち、準々決勝から決勝まで3試合連続のホームランを放っている履正社の井上広大選手が、甲子園初戦の初打席でもホームランを放った。

ドラフト注目投手から

井上選手は初回、プロ注目の霞ヶ浦・鈴木寛人投手の、やや甘めのスライダーを捉えると、打球はレフトスタンドポール際に飛び込んだ。これで大阪大会準々決勝から4試合連続のホームランとなった。高校通算は47号。

インコースから入ってくるスライダーを、腕をたたんでスイングし、フロースイングは大きく、しっかりと振り切った。打球はそのスイングに応えるように、スタンドまで運ばれた。「あそこまで詰まって入ったのは初めて。振り切ったし、押し込めました」と本人も驚くホームランだった。非常に高い技術のホームランだったと思う。

高い技術と長打力を持つ。岡田監督は「ミート率とかスイングスピードとか測定の数字は安田を超えている」と話し、2017年に千葉ロッテにドラフト1位で指名された安田尚憲選手以上のポイントがあると評価する。

センバツでは星稜の奥川投手に4打数ノーヒットに抑えられ、プロに行く投手の力を体験した。しかし、その後、打倒奥川を目標にティー打撃などで力強さとコンタクトのレベルを高め、プロ注目の148キロ右腕を粉砕、3安打2打点1本塁打の活躍を見せた。

スカウトも絶賛

視察をした東京ヤクルトの橿渕スカウトグループデスクは「高校球界でもかなりの長打力。プロの球界でも間違いなく活躍できる素材」と評価すると、阪神の渡辺スカウトも「詰まりながらもホームランにしたところは見事。あとは8回の1点欲しい場面でしっかりとタイムリーを打ったところも、差しが4番という勝負強さ」と評価した。

右の大砲として、プロでもやれる選手だと思う。次戦も津田学園の152キロ右腕・前佑囲斗投手との対戦となり、好投手との対戦に愛されているスラッガーだが、そこでも5戦連発となれば、「安田クラス」という評価が固まってくるかもしれない。

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岡田龍生監督も「ミート率とかスイングスピードとか測定の数字は安田(ロッテ)を超えている」と証言した。

一回、浮いたスライダーを左越えに運んで高校通算47発とし「あそこまで詰まって入ったのは初めて」。八回は中前適時打を放った。

練習では鈴木寛の得意とする縦のスライダーに合わせてマシンを設定。対策が功を成した。「しっかり振り抜くことができた」と井上。今春センバツで星稜・奥川に無安打2三振に抑えられ、打撃を一から見直した4番は「追い込まれてからが勝負だ」と自身に言い聞かせ、ボール球に手を出さないように見極めを意識してバットを振り続けた。その成果は出始めている。


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