高校野球4日目のドラフト的見どころ

甲子園大会4日目、ドラフト的見どころを紹介します。

第1試合 150キロ右腕は

花巻東は大船渡を破って甲子園に出場した。そして背番号1を付けるのは150キロ右腕の西舘勇陽投手。西舘投手は高校1年時に、大谷になれる素質を持つと佐々木監督から評価され、期待をされていた。しかし、2年生になっても試合で安定した投球ができる投手になることはできなかった。

3年になり球速が150キロを超え、いよいよ開花を見せ始めているものの、まだ試合では不安定な面を見せる。まだまだ秘めた力を持っており、スピードが155キロくらいまで到達した時、初めてようやく開花したといえるのではないかという、底知れない潜在能力がある投手で、この夏の甲子園でも、その過程をみていたい。

鳴門高校は、堅実な守備を見せる塩唐松宏将など、守りが固く、エースの技巧派左腕・西野知輝を助ける。その西野投手も徳島大会を5試合すべて完投、鳴門っぽいエースだ。

第2試合 2年生・1年生に注目選手

飯山高校は初出場という事もあり、戦前でのスポーツ紙の強さ予想もCが並ぶ。しかし、エースの岡田投手も力があるし、2年生でリリーフで登板するとみられる常田唯斗投手は181cmから142キロの速球を投げる本格派で来年のドラフト候補。

一方、仙台育英は大栄陽斗投手が145キロの球を投げ、鈴木千寿投手も140キロを超す球を投げる。また、1年生・笹倉世凪投手は中学時代に軟式で147キロを記録したが、この夏も常時140キロを超す球を投げた。右の伊藤樹投手も期待通り140キロの球に角度をつけ、素晴らしい球を投げる。

しかし打たれる。宮城大会では準決勝の東北学院榴ヶ岡戦で、最終的には10-0で勝ったものの、笹倉、鈴木、大栄、伊藤が継投し完封リレーをしているが、4人とも決して良い投球とは言えなかった。そして決勝の東北戦では15-10の乱打戦となった。素質がある投手だけに打たれる原因をチェックしたい。

第3試合 150キロ右腕

今大会はここまで、霞ヶ浦・鈴木投手が最速148キロ、津田学園・前投手が145キロ、星稜の奥川投手が153キロ、智弁和歌山の池田投手が148キロを記録しているが、150キロ突破は奥川投手のみ。そしてこの夏に150キロを記録した飯塚脩人投手が登場し150キロが期待される。

飯塚投手は奥川投手のような大きな体はなく、奥川投手とは違い体全体を使って投げる。それでも制球は安定し春のセンバツではリリーフで素晴らしい投球を続けた。ピンチになってから燃え上がるような精神的な強さが特に光る投手で、150キロもそうだが、そのタフさに注目したい。

第4試合 強力打線vs完封投手

高松商の香川卓摩投手は、センバツで完封勝利を挙げている140キロ投手、夏も絶対的なエースとして安定した投球をみせ、香川大会決勝では英明・黒河竜司投手と素晴らしい投手戦をして勝ち上がってきた。

この香川投手に対戦するのが、鶴岡東の強力打線。どこからでも長短打が出る打線で、特に上位打線は強打者が並ぶ。その中で主砲の丸山蓮選手は、183cmの右の大砲で、今大会屈指のスラッガー。どんな対戦になるか非常に楽しみ。

夏の甲子園4日目の対戦カードと注目選手


PAGE TOP