西東京の強豪・国学院久我山が、ついに甲子園1勝を果たした。主将の宮崎恭輔選手が甲子園でも勝負強さを発揮した。
攻撃に厚み
西東京大会でもギリギリの戦いに勝利し、28年ぶりの甲子園出場をした国学院久我山、これで6度目の甲子園となる西東京の強豪だが、まだ甲子園の勝利はなかった。
この日の前橋育英戦も先に2点を奪われるが3回に2点を追いつく。しかし5回に再び2点をリードされという厳しい戦いとなった。しかし、エースの高下耀介投手が独特のテンポで投げ、何とか5失点でしのぐと、西東京大会でサヨナラ満塁ホームランを放つなど11打点を上げ、勝負強さが光った4番の宮崎選手が、この日も2安打、7回には5連打につながるヒットを打ち逆転した。
持ち前の粘りと、終盤戦の勢い。テンポの良い応援も後押しする国学院久我山、特に攻撃のパターンが多彩で、セーフティーバントなどで出塁したり、ランナー1塁の場面でも必ずバントちう事はなく、いろいろな形で点を奪う事ができる。そして、この粘り強さはこれからの対戦相手も恐れるチームとなりそうだ。
4番の国学院久我山・宮崎が同点打を含む2安打1打点と活躍。西東京大会で11打点を挙げた勝負強さを甲子園でも発揮し「(追う展開は)西東京大会で慣れていた。経験が甲子園でも生きた」と胸を張った。
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