飯山2年・常田唯斗投手、14安打13失点も中日スカウト「来年追いかけたい」

常田唯斗, 岡田恵太, 飯山高

仙台育英に20点を奪われて敗れた飯山高校、しかし点差とは別に選手個々の力は評価が高まっている。

2年生・常田投手

チームでは主にリリーフで登板してきた2年生の常田唯斗投手は、181cmの身長があり142キロの球を投げていた。1年夏の長野大会では松商学園を抑える好投を見せ、1年秋はリリーフで登板しチームをベスト8に導く。そしてこの夏もリリーフエースとして5回前後から登板し、チームを初の甲子園に導いた。

この日もいつも通りベンチからスタートし、先発は左の3年生・岡田恵太投手が投げる。ゆったりとしたフォームから伸びのある球を投げ、仙台育英打線から2回まで3つの三振を奪う、ギョッとさせた。

しかし、3回につかまり4失点すると、まだ常田投手の登板には早く、2番手の3年生・田原投手が登板した。しかしこちらも3安打3失点し、4回途中から常田投手の登板となった。

しかし、常田投手の130キロ中盤から140キロ前半の球が、仙台育英打線にはまってしまう。次々とヒットを浴び、また、味方のエラーや、エラーとして記録されないヒットもあり、5回には9本のヒットを浴びて10失点、144キロを記録したものの、これがまた仙台育英の打線に火をつける形となってしまった。

それでも常田投手は投げ続ける。9回までを投げ切り、4回1/3を投げて13安打14失点、それでも7つの三振を奪い意地も見せた。「暑さもあって、我慢できなかった。こんなに打たれたのは初めて」とさすがに弱音を吐いた。

しかし見ているものの評価は違った。視察をしていた中日の音スカウトは「カウントを整えられる変化球をもう一つ覚えれば全然違う。球自体はいい。新チームでも追い掛けたい素材」と話し、素質の良さを評価した。

コンパクトなフォームでテンポが速く、そのテンポにストレートと変化球のスピードもあってしまった。緩い変化球、そしてゆったりとしたフォームなどで、緩急を織り交ぜていければ、投球は大きく変わってくるはずだ。

「同学年の仲間と戻ってきて、来年は148キロを出したい」と話す常田投手、その成長が期待される。

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大敗にショック 中日スポーツ紙面 2019/8/10

 


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