筑陽学園・西舘昂汰投手は151球完投も敗退、次のステージは大学で

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187cmの右腕で145キロのストレートを投げ、この夏の大会の注目投手の一人だった筑陽学園・西舘昂汰投手も甲子園を去ることとなった。卒業後は大学進学を希望する。

プロ注目バッテリー

相手は9年連続甲子園出場の作新学院が相手、筑陽学園は西舘昂汰投手と進藤勇也捕手のプロ注目バッテリーだったが、作新学院は果敢に足で攻めてきた。初回に1点を許すと、3回、6回にも3点ずつを与え、ペースを握られた。

しかし3-1で迎えた9回に進藤選手の内野安打をきっかけにチャンスを作り、石川湧喜選手の3ベースヒットで同点に追いつく。いけると思い、9回まで完投していた西舘投手も延長10回のマウンドに意気込んで登った。

しかし、先頭バッターの福田選手が二盗、三盗を仕掛ける。進藤捕手が強肩を見せるが共にセーフとなるが、西舘投手は「進藤でアウトにできないなら、どんな捕手でもアウトにできない」と話し、信頼は揺るがなかった。しかし、この回を抑える事が出来ずに2失点、その裏を抑えられ、甲子園勝利とはならなかった。

西舘投手は151球を投げ切った。「もうここで野球ができないと思うと。相手の効果を聞いて終わったんだなと思った」と試合後は涙を見せたが、「最後にこういう試合ができるとは思わなかった。悔いはないです」と話し、さわやかに甲子園を去っていく。

西舘投手は卒業後は進学を希望しており、大学でプレーする。187cmの大型右腕はまだまだ成長の余地を残している。大学で150キロに到達し、さらにプロのスカウトが注目する選手になって2023年ドラフトを迎えたい。

2019年度-高校生投手-右投のドラフト候補リスト
2019年度-九州のドラフト候補リスト

全力151球 西舘悔いなし 西日本スポーツ紙面 2019/8/12

 

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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