和歌山東の148キロ右腕・落合秀市投手は野球を引退へ

高校野球ドラフトニュース 2019年ドラフトニュース

 ドラフト会議で指名漏れとなった和歌山東の148キロ右腕・落合秀市投手は、「野球を辞めて就職すると話していることが分かった。」と話した。

育成枠を断る

落合秀市選手は独特な形で野球を始め、3年で148キロを投げる右腕として、ドラフト上位候補と呼ばれる存在になった。しかし、プロ側は精神的な部分を見て指名はしなかったようだ。

落合投手は様々なスポーツや遊びをするなかで、中学校でも野球チームに入っていたがレギュラーとしてやっていたわけでもなく、高校の野球部にも、説明会を聞いてみて「やってみようかな」と思って軽く始めたという。野球の練習をした後、趣味のBMXを楽しみ、自由に高校生活を楽しむ中で野球もその一つだった。

しかし野球を始めると、最速148キロの速球を投げる投手となり、今年の夏には日米10球団のスカウトが注目するようになり、ドラフト上位候補と評価するスカウトも出ていた。

それでも指名漏れとなった。落合投手は「育成からはい上がる根性はない」と話し、育成での入団は考えていなかったという。ほかにもプロの厳しい環境で耐えられるかというような所も見え、おそらくプロ側も指名枠内で、しかもこの能力ならばドラフト上位での指名も検討したと思うが、精神的な部分で本ドラフトの指名、そして育成ドラフトの指名も避ける形となった。選手を獲得するには数千万円の契約金や、その他にも当然費用は掛かる。高い契約金を支払い、すぐに野球に飽きてやめられては困るので、球団側の判断は理解できる。

結局指名漏れとなり、米原監督は「野球を辞めて就職します」と、落合投手が野球を続けないというを明らかにした。「あっさりした子なので、もういいですと言っていました。ちょっとすねていましたけど、大化けするかダメになるか、環境で変わる子なので、結果的に彼にとってはこれが良かったのかもしれません」と話した。

持っている能力は並外れたものなのだと思われ、非常に残念と思うが、落合投手にとってもこれで良かったのかもしれない。

主なドラフト指名漏れ選手(2019) 

和歌山東の最速148キロ右腕・落合秀市投手(18)は残念ながら指名漏れとなった。和歌山市内の同校でドラフトの行方を見守ったが、希望していた支配下での指名はかなわなかった。取材に応じた米原寿秀監督(44)は「野球を辞めて就職します」と明かし「あっさりした子なので『もういいです』と言っていました。ちょっとすねていましたけど、大化けするかダメになるか、環境で変わる子なので、結果的に彼にとってはこれが良かったのかもしれません」と高校に入ってから急成長を遂げた教え子を思いやった。

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コメント

  1. 当たり前。
    当然のことだと思います。
    失礼な発言ですみません。

    野球をやるにせよ、魚を売るにせよ、野菜を売るにせよ、工場で働くにせよ、所詮、人間が人がやることです。
    全ては、人間性、人となりです。
    200キロのボールを投げれても、高校で
    ホーラン200本打ってたとしても、社会では通用しません。
    当たり前過ぎる話です。
    東大法学部卒が全てエリート街道歩んでいますか。

    頑張ってほしいです。
    彼の今後を
    応援はしています。
    何かで見返しても欲しいものです。

    失礼しました。