花咲徳栄・井上朋也選手、韮澤選手からプロ入りへの姿勢とシャボン玉を受け継ぐ

高校野球ドラフトニュース 2020年ドラフトニュース

昨年の韮澤雄也選手の指名で、5年連続でプロ野球選手が誕生している花咲徳栄、今年もドラフト1位級の井上朋也選手が6年連続のドラフト会議での指名となりそうで注目される。

サードの守備

井上朋也選手は大阪出身だが高校はその年の夏の甲子園で優勝をした花咲徳栄を選択した。そしてそこには野村佑希韮澤雄也といったプロを目指す選手たちがいた。

1年夏に井上選手は7番ライトで甲子園に出場した。初戦に鳴門戦で2本の2ベースヒットなど3安打を打ったが、続く横浜戦では9回、2点を奪いさらにチャンスの場面で打席に入ったが空振り三振に倒れ、先輩に支えられながら試合終了を迎えるくらいの大きな悔しさを経験した。

そして野村選手が北海道日本ハムにドラフト2位で指名されチームを去ると、昨年は韮澤選手がチームを引っ張り、その中で井上選手も主軸となった。出場した夏の甲子園では昨年のリベンジの強い気持ちで挑んだものの、初戦で対戦した明石商の同学年の世代NO.1投手・中森俊介に1安打に抑えら、チームも初戦で敗退した。

そして韮澤が広島からドラフト4位で指名をされてチームを去ると、井上が主将に指名される。外野を守っていたがサードへ転向し、それによってチーム内の選手のポジションが次々と変わっていった。これまでは野村、韮澤などが井上選手をかわいがり、特技と話す、舌先でつくった小さな気泡をシャボン玉のように飛ばす技術も韮澤選手から教わった。

そして岩井監督は「井上には全部を要求する」と話し、4番・サード・主将としてチームの中心に据える。これまでは自分の事を考えていればよかったが、「視野が広くなった。冬季練習もしんどかったが、しんどそうな姿を見せないようにしました」と話す。そして岩井監督は、野村、韮澤に伝えてきたように「スカウトは何を見ているか。球が速いとか、遠くに飛ばすとかもだが、一番見ているのは人間性。立ち姿、目配り、野球以外のこともすべてを見ている」と、プロ入りへの心構えを説いている。

2015年の大瀧愛斗選手(埼玉西武ドラフト4位)から、2016年の高橋昂也投手(広島2位)、岡崎大輔選手(オリックス3位)、2017年の西川愛也選手(埼玉西武2位)、清水達也投手(中日4位)、そして野村、韮澤と5年連続で続くプロ野球への道、その姿を見てきた井上選手がその道に続き、浜岡陸選手など後輩へとつなげていく。

花咲徳栄高校のドラフト候補選手の動画とみんなの評価

1年夏は横浜戦で2点差に追い上げた9回2死満塁で空振り三振。4番に座った2年夏は明石商の中森に1安打に抑えられた。ベンチ入りして先輩たちの背中を追いかけてきた。バドミントンもそこそこの腕前で、小学校のころやっていた空手も黒帯の井上が特技に挙げるのは「泡をつくること」だ。舌先でつくった小さな気泡をシャボン玉のように飛ばす他愛もないものだが、1つ上の韮沢から受け継いだ大事な芸。かわいがってもらいながら、何もかもを吸収しようという貪欲さの表れでもある。

 

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