星稜・内山壮真選手に阪神スカウト「小柄ですけど大きな力」

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星稜高で1年生の夏に遊撃手として甲子園に出場し、昨年は夏の大会で準優勝、秋に主将となり捕手に転向をした内山壮真選手に、阪神スカウトが注目している。

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心と体の芯の強さ

昨年は奥川恭伸投手、山瀬慎之助捕手のバッテリーがドラフト会議で指名された星稜で、内山壮真選手も今年、指名が確実視される。阪神の筒井スカウトは「心と体の芯の強さが魅力。小柄ですけど大きな力に加えて器用さも魅力の選手で、プレーを見ているとブレない精神面も感じます。捕手として評価していますが、野手としても非常に楽しみなところが多い選手です」と高く評価している。

内山選手は1年時にショートでレギュラーとなり、夏の甲子園では守備で観客を魅了した。昨年はセンバツ、夏の甲子園に出場し、夏は決勝までの6試合に出場し、26打数10安打4打点、仙台育英戦では8回と9回に2打席連続ホームランを放っている。

そして秋には主将に就任し、また山瀬選手が抜けた捕手のポジションに入った。中学時は捕手としてプレーしており、「好きなのはショートですが、面白いのはキャッチャー」と話して、奥川投手の抜けた投手陣をリードする。

172cm75kgと小柄だが、既に高校通算は30本塁打をマークした。ショートとしても俊敏なプレーも捨てがたいが、捕手としての落ち着いたプレーも魅力になっている。

その内山選手を見ていて感じるのは、精神的な強さだろう。ピンチでもチャンスでも打席では非常に冷静に落ち着いており、それはショートの守備でも、焦る場面でも冷静にプレーできる。星稜の林監督は「野球のセンスは状況判断だと思いますが、そこが素晴らしい。山瀬もそうかもしれないですが、星稜の歴史を見ても10年に一人の選手」と話す。

そして偉大な先輩も存在もある。「奥川さんは野球への思いとかが本当にすごかった方なので」と話す。奥川投手が2年時にU18代表入りした時、チームメイトとなった3年生の根尾選手、小園選手などを紹介してもらい、練習の方法などを電話などで聞いていた。そして今、奥川投手、山瀬選手が今度はプロの世界に入り、その様子や練習方法なども聞いている事だろう。

高い身体能力とブレない精神力、長打も打てて捕手、遊撃手としても期待できる内山選手を、どの球団が射止めるのか注目をしたい。

2020年度-高校生捕手のドラフト候補リスト
2020年度-高校生内野手のドラフト候補リスト

星稜・内山 心体ブレない  デイリースポーツ紙面 2020/5/15

 

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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