12球団のドラフト、阪神は生え抜きの大砲を獲得できるか

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阪神は近年、生え抜きの大砲の獲得が毎年のように望まれている。その一方で、先発投手の獲得も補強ポイントとして大きく取り上げられる。

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生え抜きの大砲を獲りに行けるか

阪神は2012年まで金本選手、新井選手といった他球団からFAで獲得した選手が主軸を務め、2012年に金本選手が引退し、2014年に新井選手が移籍をすると、福留選手、糸井選手にゴメス選手、ロサリオ選手など、やはり他球団から獲得をした選手や外国人が主軸を打ちチームを支えた。

生え抜きの大砲が出てこないと言われ続けながらも、それまでドラフト1位指名は投手の指名が多かったが、2015年に監督に就任した金本監督は、2015年に高山選手、2016年に大山選手、2017年は馬場投手の指名となったものの、清宮・安田選手を指名し、主軸の選手の1位指名を続けた。

そして2019年、いよいよ大山悠輔選手の4番でチームはスタートを切った。しかし、大山選手は14本塁打を放ったものの、チームの勢いが出てきて、CS出場の可能性が出てきたシーズン後半は、選手を起用して育てる方針の矢野監督も、マルテ選手を4番に据え、3番福留、5番糸井の布陣で3位に入った。大山選手は4番を手中には納められなかった。

一方で、野手ではもう一つの補強ポイントもあった。1番や3番を打ち、ショートで絶対的な存在だった鳥谷選手の後継者だ。これについても毎年、補強ポイントに挙げられ、いよいよ2018年に鳥谷の打撃の成績が落ち始めると、糸原選手、植田選手、北條選手、熊谷選手などがショートに入ったものの、ポジションはつかめなかった。1番バッターとしての役割も、高山選手が期待されていたが、新人の年以降に伸び悩みが続いている。

その中で2018年オフに就任した矢野監督は、まずは1番センターとショートの獲得を進めた。1位では1番センターの藤原選手、辰己選手、近本選手を指名し続け、近本選手が2019年に驚異的な活躍を見せて見事のポジションを埋めた。また遊撃手についても、小幡、木浪遊撃手を2位、3位で指名し、木浪選手が1軍でショートとして定着をした。上位3人が野手という指名をおこない、見事に2つの補強ポイントを埋める事に成功した。

そして昨年、喫緊の補強ポイントがすくなくなる中である程度の余裕が生まれ、伝説になるかもしれない、上位5位まで高校生を指名するドラフトとなったのである。

ただし、その指名した5人は、右腕の西純矢、左腕の及川雅貴、捕手の藤田健斗、内野手の遠藤成、外野手の井上広大とポジションにバランスを取っている。1年間1軍を率いた矢野監督には、チームの戦力もしっかりと見えたと思うが、生え抜きの大砲やエースという補強ポイントを優先したというよりは、チームで全体的に育成を進めていくという意思が見えた。

そして今年もその路線を突き進むのか、それとも、2018年のように補強ポイントを集中した指名をするのか、または大学生、社会人も含めたチームのバランスをとる指名をしていくのか、3年目となる矢野監督のドラフトが注目されるが、今年は新型コロナウイルスの影響もあり、補強ポイントに絞った指名を行うのではないかと思われ、その中で、生え抜きの大砲に照準を絞る事になりそうだ。

矢野監督は昨年のシーズンの最終盤には、大山選手を再び4番に戻し、4番として期待会をしていることを示した。そして今年はその真価が問われる。その一方で、3番・5番には福留選手、糸井選手が期待されているが、ベテランとなり後継者の獲得が必要、4番を争い3番、5番を打てる選手は必要で、今年の大山選手の成績にかかわらず、主砲の獲得を目指すことになるだろう。

その中で近畿大の佐藤輝明選手は、右の大山選手と対称となる左の大砲で、サードとして大山選手とポジション争いもできるほか、外野を守れて、大山選手とともに起用ができる。また福留、糸井のベテランにも代われる存在となる。兵庫出身で関西で活躍をしてきたこともあり、この和製大砲は逃したくないだろう。

大砲と投手W獲り

ドラフト会議の面白さでもあり、目指すものは、その年のドラフトで複数のポジションで、チームの主力となる選手を獲得すること、これが続けばチームはどんどん強くなる。

阪神も佐藤選手の獲得だけでなく、投手の獲得も進めたい。投手を見ると、メッセンジャー投手という大黒柱が抜けたものの、昨年はFAで獲得した西投手が10勝を挙げてAクラス入りに大きく貢献した。また青柳投手が9勝9敗と力を見せた。しかし、高橋投手、秋山投手、岩貞投手、藤浪投手など期待された先発陣は結果を残せなかった。

またリリーフは40歳の藤川球児投手が務め56試合を投げ、41歳の能見投手が51試合を投げている。岩崎投手、島本投手もリリーフ陣をしっかりと支えたが、やはり次世代を考えなければならない。

リリーフ投手ならば苫小牧駒大の伊藤大海投手、慶応大の木澤尚文投手、トヨタ自動車の栗林良吏が挙げられ、先発ならば明石商の中森俊介投手、東海大・山崎伊織投手、早稲田大・早川隆久投手、セガサミー・森井絃斗投手が挙げられる。佐藤選手を1位で指名した時に2位で獲得できれば、大砲とW獲りができるり、佐藤選手を外した場合には1位で指名をすることになる。

また他のポジションを考えると、セカンドは糸原選手がポジションを掴んだものの、佐藤選手を獲得できなかった時には牧秀悟選手の指名も考えられる他、近本選手の負担を軽減させ、さらに外野手を固めたいということであれば明石商・来田涼斗選手の指名も考えられる。

他にもチームの補強ポイントとして、梅野選手に代わる次世代の捕手が挙げられており、履正社の関本勇輔選手、上武大の古川裕大選手、立命館大の榮枝裕貴選手、作新学院の横山陽樹選手、星稜の内山壮真選手から指名がありそうだ。内山選手はショートとしても期待ができ、古川選手、横山選手は打撃が良く他のポジションでも起用があるかもしれず、この中から2人は指名があるかもしれない。

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