夏の甲子園大会中止の報道を受け、各球団、スカウトからの反応が出ている。
非常に厳しい
- 東京ヤクルト・橿渕スカウトグループデスク
「高校生の成長を測る指標が無くなると、我々の判断が難しくなる。人数は例年並みの水準にしたいけど限度がある。今年の選手は不憫」 - 横浜DeNA・河原スカウトディングディレクター
「練習試合を見た中で将来性を判断していくことになる」 - 千葉ロッテ・松本球団本部長
「今年は練習を見て成長を測る事になりそう」 - 東北楽天・後関スカウト部長
「高校生の部活動が再開し、私たちが視察できる環境が整ったら、可能な限り練習を見に行きたい」 - 中日・加藤球団代表
「全く選手が見られてない状況なのか、多少みられるのか今の状況では分からない。試合が無くてどう判断していけばいいのかというのはある。他に判断材料がない。これは大変」 - 巨人・榑松スカウト部次長
「毎年、甲子園で一気にブレイクして評価が上がる選手がいます。そういう選手を見る機会が無くなる事は残念です。12球団同じ条件なので、ドラフトについての不安はないですが、判断は難しくなります。下級生の頃から昨秋まで担当者が見てきた評価、映像やデータのチェックになると思います。練習や試合を視察できる状況になれば足を運びたい」 - 北海道日本ハム・大渕スカウト部長
「各校とも休校の影響で夏休みを短縮する方向です。そんな中、各自治体の教育委員会や各校の校長先生の理解が得られるんでしょうか。公共施設である公営球場を貸してもらえるかどうかもわかりません。我々NPBのスカウトとしては、視察希望の申し入れをすることになると思いますが、選手の安全が優先されることを考えると、認めていただけるかどうかはわからないですよね」 - 広島・白武スカウト部長
「残念ですし、視野が狭くなる。担当以外の選手を見られなくなるので、見比べることができない。ビデオだけでは見極めが難しくなるが、そこで決めないといけなくなってしまう。お客さんの前で投げられる度胸や、グラウンドの態度、練習だけでは分からないところを全国大会で見るので難しくなる。ただ、地方大会を勝ち抜いたチームが全国大会に来るので、各担当スカウトが選手を地方大会でしっかり見ていれば問題はないと思う。」
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