静岡高はこの日、掛川西と練習試合を行い、プロ注目の遊撃手・相羽寛太選手が4打数3安打1本塁打の打撃を見せた。
屈指の遊撃手
相羽寛太選手は、1年時からショートの守備力を評価され、昨年は2年生で静岡高校のショートのレギュラーとして甲子園に出場し、そのプレーにスカウトも注目した。しかし甲子園では1番で出場したものの4打数ノーヒットに終わっていた。
主将となった今年は、新型コロナウイルスの影響により学校が休校となるなど試練となったが、活動を休止している期間も1日300~500回の素振りを続け、打球速度が昨年の150キロから153キロにアップしたという。
この日は今年初となる対外試合を行い、掛川西と対戦をしたが、6回1アウト2塁の場面で、ライトスタンドに高校通算12号となるホームランを放つなど、4打数3安打の活躍を見せた。
「まだ感覚がおかしい。」と打撃については、まだ体を感覚がアジャストされていないようで、さらに「チームとしても、序盤の攻撃でうまくいかなかったところがある。今日出た課題を、練習で克服していきたい」と主将としても納得はしていないが、「静高へは、勝つために入学した。甲子園がなくても、県大会では優勝しなければいけないと思っています」と話し、静岡の代替大会優勝を誓い、より成長を続ける。
相羽選手も打力が上がってきており、近江の土田龍空選手や、星稜の内山壮真選手、中京大中京の中山礼都選手などと比べて見てみたい。
3番相羽寛太主将(3年)が、4打数3安打の活躍。6回には、1死二塁で右翼へ高校通算12号を放った。「風もあったと思うが、自粛中にやってきた成果が出ました」と喜んだ。
4、5月の休校期間、各自が手を抜かず準備してきたことが生きた。相羽は1日300~500スイングをノルマに練習。昨冬150キロだった打球速度は、153キロまで伸びた。「しっかりパワーが付いた」。和泉も自宅で体幹トレや500回の素振りを欠かさず、状態をキープ。「自分が引っ張っていく」と頼もしく語った。
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