常総学院、150キロ右腕・菊地竜雅投手、146キロ右腕・一條力真投手は共に進学志望

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常総学院は180cmから150キロを記録する菊地竜雅投手、189cmから146キロを投げる一條力真投手が共に進学を志望している。

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組み合わせ決定

茨城の代替大会の組み合わせが決定し、県南ブロックの常総学院は、取手二vs取手松陽の勝者と7月18日に対戦する。常総学院の今年の目玉は150キロ腕の菊地竜雅投手と、先日の霞ヶ浦との練習試合で146キロを記録した一條力真投手だった。

菊地投手は昨年夏の大会で150キロを記録したが、その大会前に行った東海大相模との練習試合で、西川僚祐選手、山村崇嘉選手といった同学年の強打線に1回持たずに4点を失った。「自分のメンタルをズタズタにされた」とめった打ちだった。

「真っすぐが速いだけじゃ本当何も意味が無いなと思って。それまで真っすぐを打たれてこなかったので」と話し、それから球種を増やす取り組を進めている。スローカーブ、ドロップ系のカーブなどを習得し、「打者が止まるので、それでカウントを最近取りやすくなってきた」と話す。

6月18日に行われた関東第一との練習試合では、相手が真っすぐを狙っていると察知し、カーブとカットボールを主体に投げ、走者を背負った場面では真っすぐ勝負で抑え込んだ。

常総学院は最近、昨年のドラフトでも菊田拡和選手が巨人にドラフト2位で指名されるなど選手のレベルは非常に高く、優勝候補とされるものの、昨年夏も準々決勝の常磐大高戦で逆転負けをするなど、甲子園に姿を見せられていない。「甲子園はないんですけど、逆転のジンクスを破って、やっぱり常総は強いんだと、茨城の高校野球ファンとかに見せつけたい」と話し、夏の代替大会は優勝して後輩に甲子園への道を切り開く。

80kg台到達

一方、189cmの一條力真投手は、長身からの伸びのある球が注目されていた。しかし、昨年見た感じでは、まだ球に強さが感じられないところもあり、72kgという線の細さも感じられた。

今年は食事をとにかくとり、体を作り直した。その結果、体重は8kg増えて80kg台となり、球のキレが増していったという。6月14日の関東第一戦では自己最速となる146キロを記録し、夏の大会には「あることにすごい感謝して、3年間やってきたことを見せられる」と話す。

進学

二人は進学することを決めている。菊地投手は「人生で一番悩んだんじゃないかなって。」と話し、「ドラフトで一発賭けるよりは、4年間しっかり練習を積んでいった方がいいのかなと」と話した。

また一條投手も「野球をできるこの期間をしっかりやって、上でまたしっかり見せられるように」と話す。

もし通常通りに今年の大会が行われていたら、二人の決断はどうだったかとも思うが、まずは今年夏を全力投球して、4年後に指名確実という状態でドラフト会議を迎えられるような投手に成長してほしい。

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主に先発を務める身長189センチ、最速146キロの一條力真投手(3年)は、昨秋の関東大会のあと体重が12キロ増え、今月の練習試合で最速を2キロ上げた。「自信になった。霞ケ浦を相手に完投できれば最高」と同じ県南地区の強豪の名を挙げて闘志を燃やす。

 一方、最速150キロを誇る菊地竜雅投手(3年)は、「相手に傾きかけた流れを一気に持ってくるのが好き」とリリーフでの活躍をイメージする。戦いたい相手に挙げたのは、県北地区の明秀日立。「中学生の時の全国大会で戦って負けた神戸のチームの選手が3人いるので」と“リベンジ”を狙う。

菊地嫌な配球を、一條止まらぬ肉体進化 デイリー紙面 2020/6/24

 

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