日本学生野球協会はこの日、日本高野連とNPBがプロ志望の高校生を対象とした合同練習会を開催することを承認した。ドラフト会議に向けて、高校生選手のショーケースが実施される。
合同練習会
合同練習会は、8月29日と30日、9月5日と6日に東西各1か所で実施される予定で、8月21日までにプロ志望届を提出した高校生が参加できる。希望者の多い場合には、9月12日と13日にも実施をする。
練習会の内容など詳細は7月20日前後に発表される予定だが、NPB側がメニューを決めていくという事で、プロの2軍指導者が高校生にノックをしたり、紅白戦のような形も検討されている。またテレビ中継についても期待する声が出ているという。
今年は新型コロナウイルスの影響により、センバツ大会から春の大会、そして夏の選手権大会が中止となった。各都道府県では夏の大会に代わる代替大会の実施が決まっているが、プロのスカウトが視察できない地区がある可能性もあり、プロのスカウトが十分にスカウティングができない可能性もあった。
今回は高校野球連盟が高校生の進路を考慮し、NPB側に対して実施の打診を持ち掛けた。MLBではドラフト候補選手の練習や大会を開催する形のショーケースが盛んにおこなわれているが、日本でもようやく実施される。実施されれば、プロアマの高い壁ができて以降、初となり、高い壁を乗り越える事になる。
プロ側の反応
◎巨人・原監督:「野球界発展において、非常に意義がある。素晴らしい決断、素晴らしいイベントになると思います」
◎北海道日本ハム・栗山監督:「高野連や大学野球連盟の皆さんと相談しながら、一人一人の子供たちを生かせる形をみんなで話し合いをしてやっていくのは素晴らしい」
◎オリックス・福良淳一GM:「今年はなかなか見る機会がなかった。3年生にとっても良かったのでは。全球団が来るでしょうね」
◎東京ヤクルト・橿渕スカウトグループデスク:「解禁になってから、平日も各所を回っているが、代替大会の日程次第で試合を見られないこともある。本当にありがたい場になる」



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